カテゴリ:動物の解放・動物の権利を考える
そのプールの清掃がぼくの仕事でした。
ぼくは学生時代にアルバイトやりました。 栃木県では有名な、というか、全国でも有名、というか、 海外の品評会でトータル236個の金メダルを獲得している、 そういうハムの会社でです。 で、他の社員2人と一緒にデッキブラシでヌルヌルを取る作業。 その後水を入れる。そうすると冷凍トラックが到着する。 そこから冷凍の牛が現れる。それをプールに投げ込むのです。 まあ、トラックの冷凍庫から吊るされたのが バラバラと投げ落とされるので、 ぼくらが体張って投げ込むわけではありません。 牛といっても胴体だけ。頭や四肢はない。それも布製の袋に入っているので、 牛だ~、って感じはありません。単なる大きな肉のカタマリって感じでした。 こうやって解凍するのでした。 その会社でぼくは他にもいろんな仕事をやりました。 ガラ(骨)を各部署から集める作業とか、 ベルトコンベアに乗ってやってくる肉を規格の大きさに切るとか、 冷凍庫から必要な肉を持ち出すとか、いろいろね。 恋もしました。白衣を着ている人にね。 解凍プールの近くに研究室があるんですね。 そこの研究員らしい女性でした。 挨拶を交わすぐらいでそのまま終わりました。 でもそんな仕事をやっていても、 牛って何ヶ月でお肉になるの? どうやって屠殺されるの? などという疑問は全然起こりませんでした。 「親子で学ぶちくさん」というサイトがあります。 でも、これを親子で読んだところで、どれくらいの子供たちが、 「牛さんって本当はいくつまで生きられるの?」 という疑問や、 「牛さんかわいそう」 という気持ちがわき上がってくるのだろうか? 「親子で学ぶちくさん」 https://www.jakks.jp/feed/prtprocess/milkcow.html ひょっとして人間と牛は別。牛は単なる物体、 としか思われないのではないだろうか? ぼくが「肉の塊=物体」としか感じなかったように。 では、以下の文章ではどうでしょう? 牛の作文(1) こんにちわ。私はもと、牛だったのです。 日本のある牧場で生まれました。 産まれて5日目のこと、 かあさんと一緒にいた場所から遠く離れた 暗い木の檻の中へ移されて、もうかあさんの乳は飲めなくなりました。 かあさんは毎日、毎日大量の乳をしぼられます。 わたしを産んですぐに人工授精させられたのです。 そして、わたしにはおかあさんの乳首からではなく、 バケツから肉や骨の匂いのした乳をあたえられました。 わたしには弟がいたのですが、 産まれて1週間でいなくなりました。 おとこのこは、仔牛のうちに殺されるそうです。 そのうちかあさんも、いなくなりました。 乳が出にくくなったのです。まだ3歳でした。 かあさんが殺されて、何の用途に使われたのかはわかりませんが、 ここにいるほかの牛たちも、いずれ殺されるんだということが なんとなく、雰囲気でつかめました。 そういう運命なんだようです。 (続きはこちらへ→ http://saisyoku.com/talk1.htm ) カン・ジン・カナメの健康教室シリーズ 肉はあぶない?【美健ガイド社のマンガ】 【中古】 早く肉をやめないか? 狂牛病と台所革命/船瀬俊介(著者) 【中古】肉食のすすめ—いまの肉なし食生活では早死にする (リュウブックス) ★あなたは上記の本のどれを読みたいと思いますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.24 21:45:32
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