「悲しき口笛」の翌年の作。
母親と二人暮らしの少女。事業で成功した男が実の父親と名乗り出るが、母親は相手にしない。母親は、思いを寄せてくれる男のうちの一人と再婚するがまもなく病死。再婚相手は子供を好まない男だったのだが、主人公と暮らすうちに気持ちが変わり……。
堺駿二、花菱アチャコ、榎本健一と豪華な共演者。
1950年ということで、まだまだ戦後間もない雰囲気なのだが、どこか違う。
アパートの様子や、一芝居打って主人公を幸せにしてやろうとする男など、時代劇の雰囲気なのだ。
マゲを載せ、アパートを長屋に変えれ、上方で成功した父親を登場させればそのまま時代劇。
とにかく、美空ひばりの天才ぶりには驚くしかない。
こうして伝説は続いていくのである。
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