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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
冒頭の夢は、「ジョーズ」のパロディ。 さくらがサメに飲み込まれて、両足だけが寅次郎の手に残るというブラックユーモアには驚いた。 今は亡き太地喜和子が、元気でけなげで奔放そうに見える芸者を演じている。 彼女を一言で言えば、「一途」だ。 この映画は、寅さんが惚れるのではなく、女の方から惚れて、しかも、寅さんはその女のところにまた行く、という点で異色だ。 随分前にビデオで見たことがあるのだが、記憶の中で、だいぶ変化してしまっていた。 悪い男は佐藤慶だと思っていたが、佐野浅夫だった。 最後の場面も、「お前と所帯を持つためだよ」と言って、喜ぶヒロインと一緒に家の中に入っていくところで終わると思っていたのだが、そうではなかった。 宇野重吉と寺尾聰の親子共演もあるのだが、寺尾聰の方は影が薄い。 山田洋次監督は、前年には、寺尾聰主演でを撮っている。 その映画では普通に演技している寺尾聰なのだが、この映画では、ほとんど大根。 不思議だ。 楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.06 22:18:18
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