![愛と死をみつめて ◆20%OFF!](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/guruguru2/cabinet/dvn-101.jpg?_ex=128x128)
監督は小林旭の「渡り鳥」シリーズでも有名だが、こういうのも作っている。
ミコの死の翌年の映画であり、さすがに時代風俗は本物。
そうだった、昔は入院患者はパジャマではなく、浴衣を着ていたものだった。
テレビも、できるだけの努力をしたのはわかるのだが、本物はもっと薄汚れた感じなのだ。
吉永小百合演じるミコは、手紙の声は共通語。関西方言はあまり話さない。
映画は、長い物語のダイジェスト版のように思えてしまう面があるが、見る人が、みな二人のことを知っていることを前提にしている面があるのだろう。
同じ病院の患者に宇野重吉がいて、なぜか彼が悲痛な叫びをあげて終わるところが不思議だった。
ミコの父親が笠智衆。同病の入院患者が笠置シズ子やミヤコ蝶々、北林谷栄など豪華な顔ぶれ。
芸術祭参加作品で、力を入れているのはよくわかる。
当時の本物の風俗を知ることができる映画である。
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