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テーマ:TVで観た映画(3822)
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NHK-BSで全48作を放送中で、折り返し地点に来たところでリクエスト特集。 見逃していたので、ありがたく見た。 マドンナは大原麗子。1回目。2回目は牛久沼のほとりに住む美しい人妻で、そちらは見たことがある。 今回は別居中の人妻。 最近見ないので、「ああ、こういう顔だった、こういう声だった」と懐かしさがこみあげる。 とはいっても、彼女が出てくるのは後半で、前半は、寅さんが帰郷しての騒動、旅先で「女難の相がある」と言われ、泉ピン子を慰め、博の父の志村喬に再会して「今昔物語」の話を聞くというのが重要。 無常を知った寅さんが、世を捨て修行の道に入ろうというところでやっぱりやめてしまうのはお約束で、こうなるだろうと思っているとそうなるところが偉いのだ。 大原麗子の夫は出てこない。好きでもないのに結婚して、結局好きになれなかったから離婚する、というのでは男に対してあんまりだが、男はそれでもいいから結婚したかったのだろう。 室田日出男がもさっとした大男で、結局、大原麗子は室田日出男を選ぶことになる。 礼によってお正月に葉書が届き、寅さんは旅を続けている。 彼岸も来れば正月も来る。誰しも年を取るのだ。 結局何も変わらないようでいて、実は変わり続けている。 続けて見ると、それがよくわかる。 楽天ブログランキング←クリックしてください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.13 10:07:15
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