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題名だけは聞いたことがあるケストナーの小説「エーミールと探偵たち」の映画化。 「飛ぶ教室」と同じように、舞台を現代に置き換えている。 バルト海に面した町に住むエーミールは、失業中の父親と二人暮らし。 母親は離婚してカナダに住んでおり、再婚するらしい。 主人公は父親が大好きなのだが、その父親が入院して、教師の配慮で、教師の妹の住むベルリンへ。 途中で、全財産をだまし取られ、ベルリンの子供たちの協力を得て取り戻そうとする。 大人の倫理観からすると不思議な話なのである。 免許停止になってしまった父親のために、偽造免許証を手に入れようとするのが発端で、その時点で間違っているのだが、子供の主観としては、父親のためなのだからやむを得ないということらしい。 とてもいい父親のようなのだが、それならなぜ母親は出て行ってしまったのか、という疑問がわく。 牧師が、子供の書いた原稿をそのまま読んで、「子供にとっての正義」について語ったり、子供たちがそれぞれ事情を抱えていたり。 子供だって、悲しみや苦しみと共に生きているのだ、ということなのだが、その子供たちが、主人公のために活躍するところは、絵に描いたような「純粋な子供たち」なのだ。 「子供はこうなのだ」ではなく「子供はこうあって欲しい」という大人の願望を描いたものだと思った方がいい。 エーミールと探偵たち(2001) - goo 映画 ・エーミールと探偵たち@映画生活 楽天ブログランキング←クリックしてください 楽天会員以外の方のコメントは「輾転反側掲示板」へどうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.08 12:32:02
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