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2009.11.28
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カテゴリ:江戸時代を知る
 『耳嚢(上)』から、印象に残った話を現代語訳で紹介する。

 宝暦の頃までいた板東薪水彦三郎というのは、名人と評判の高い者だった。日蓮宗を深く信心していたが、あるとき、よそから、日蓮正筆の曼荼羅ということで大金で買い入れたところ、かねて帰依しているそうに見せて目利きを頼んだところ、その僧はとくと見て、
「高額をお出しになったがこれは正筆ではなく、あからさまな似せ筆です。さても大変な出費でございました。しかし、お求めになった値にはならなくとも、わたくしが売って差し上げましょう」
と言ったところ、彦三郎は、諾否の答えもせず、かたわらにあった火鉢へ入れ煙としてしまった。その僧が驚いた訪ねたところ、
「本物と思って買い入れたのに、偽物ならば手元に置いても益はない。このまま手元に置けば、あなた様の仰せの通り、値を下げれば買う人もいるでしょう。そうなっては、わたしが偽物に欺かれ、また、人をも欺くことにことになるでしょう」
と答えた。賤しい河原者ながら、上手・名人と人の言うのももっともだと、ある人が語った。。

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Last updated  2009.11.28 17:43:17
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