福田沙紀のデビュー作にして初主演映画。
こういう映画だったのか。
上映を禁じられた脚本というと、舞台を現代に置き換えた「飛ぶ教室」を思い出すが、もちろん話は全然違う。
特に大きなことが起こるわけではなく、ふんわりと話が進む。
冒頭にバイオリンの場面があり、主人公は音楽の才能があるということになっているのに、それが生かし切れていないのが残念。
ただ、私はこういう映画は好きなのだ。
大騒動があるわけではなく、日常が続いていって結末を迎える。
淡々と物語が進むタイプの映画だ。
杏の制服姿など、今では大女優になっている人たちの2008年当時の姿を見ることができ、そういう意味では貴重な資料だ。
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