SFブームだった時に、どういうつもりなのかわからないが、特撮映画の東宝が特撮を使わずに作った映画。SF少年だった私は、当時映画館で見たのだが、SFという感じはしなかった。
なぜUFOからの光を浴びると血が青くなるのか全く説明がない。
UFOがどこから何をしに来ているのかもわからない。武力攻撃をしてくるわけでもない。
途中にナチスドイツの映像が入っており、ナチの時代と同じような時代が再び来るぞという警鐘をならしていることはわかる。しかし、それが前面に出ているわりには、不条理ということしかわからない。
勝野洋と竹下景子が出ていたことは覚えていたのだが、主役は仲代達矢だった。この時代はまだまだ若い。沖雅也も出ていた。
印象には残るのだが、不思議な映画だった。