初めて見た。
多摩ニュータウン開発を進める人間社会と狸との闘い。子供の頃にニュースで見た成田闘争を思わせる。
自然破壊を声高に糾弾するわけではないが、若干説教くさいところはある。
ただ、狸や狐以外の動物にも目を向けてくれというメッセージは新鮮だった。
何の知識もなく見ていて、強硬派の狸の声が泉谷しげるのような声だなと思ってみていたら、ほんとうに泉谷しげるだった。
語りが古今亭志ん朝で、ほかにも俳優や落語家が大勢出ている。
声優専門の人は少ない。
どういうわけかスタジオ・ジブリの作品は声優ではない人をメインに据えることが多い。どうしてなのだろう。少し素人っぽい方がリアリティが感じられると言うことなのだろうか。