勝新太郎と高倉健の共演作があったとは知らなかった。
配給は東映でも大映でもなく東宝。制作は勝プロ。
芸術祭参加作品ということで力が入っているのだが、凝りすぎてややわかりにくい。
刑務所で知り合った二人の男と、一緒に行動することになった女(梶芽衣子)。
梶芽衣子が大人の女でありながら、チャーミングさも残している。
最後はバルチック艦隊の宝物探しになる。「
冒険者たち」みたいな話だなと思ったら、実際に意識したものらしい。
もっと力を抜いて娯楽作に徹底してくれたら楽しく見られる作品になっていたのではないかと思う。