宇宙戦艦ヤマトがイスカンダルから地球に帰還するまでに出会った不思議な事件。前後のつながりはなく、独立した話になっている。
謎の惑星に漂着したが、かつての地球にそっくりなところがあり、かつてヤマトが偽装した戦艦大和の残骸が登場し、異星人たちとである。
そこに居合わせた者の内面が具現化するような世界で、ありがちではある。
ありがちと言えば、このシリーズがいかにもありがちな戦争物のキャラクター設定になっていて、未来がこんなに過去に逆戻りしているのか、異星人も昔の日本人と同じ感性の持ち主なのか、という疑問も持つ。
日本風でなければ日本で受け入れられないだろうという考えもあるだろうが、全く人類とは異なる思考に基づくエイリアンと闘う話もたくさんある。
とにかく「宇宙戦艦ヤマト」好きなんだな、ということはわかる。