BS松竹東急の「土曜ゴールデン劇場」で昔の歌舞伎の舞台中継の放送があるというので見てみた。
「人情噺小判一両」と「新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎」の二本立て。
一本目の「人情噺小判一両」を見ていたら、途中で、「これは
根岸鎮衛『耳嚢』にあった雪駄直しの話にそっくりだ、と思ったら、解決によると、作者の宇野信夫はその話を元にしたのだそうだ。
情けをかけなかった武士の、「侍には情をかけないのが情」というあたりから元の話とは違ってきて、最後は武士の言葉の方が正しかったことが明らかになる。
もう一度読み直してみようかと思った。