|
テーマ:TVで観た映画(3800)
カテゴリ:その他の映画
就職活動がうまくいかず、たまたま内定をもらえた会社に、興味も知識もないままに入社してしまった若者・青山(工藤阿須加)。
職場はブラック企業の見本のような会社で、パワハラ以外能がないような上司(吉田鋼太郎)にいびられる。唯一の救いは先輩の女子社員(黒木華)。 こんな会社があるのかとは思うが、おそらくあるだろう。 民間企業が、ハローワークに出す求人票に嘘を書くのは珍しくない。ハローワークを通さない、大学の紹介での修飾だとすると、企業はやりたい放題だ。公務員ならこんなことはないのかというと、そういうわけではなく、パワハラ上司のために退職したり自殺したりする人がいるというのは、報道で目にする。 主人公は好青年の見本のような真面目な若者で、仕事のストレスに耐えきれず、自殺しようとしたところを助けられる。助けてくれたのは、小学校で同級生だったことがあるという山本(福士蒼汰)。 やがて、同級生だったことがあるというのは間違いだったと言うことになるが、二人は友人として付き合うようになり、山本は青山の状態を心配し、いろいろアドバイスする。 青山がやっと取った取引が、ミスでだめになるが、そのからくりは見ていればわかる。 もう一つの謎は、山本の正体。青山は幽霊なのかとも思うが、最後に種明かしがされる。 物語は淡々と進み、恋愛関係の話は一切ない。 主人公は精神的に救われるが、社会全体は何も変わらない。会社に残っている人たちは以前と同じ状況の中で仕事を続けていくことになるのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.05.06 14:23:46
コメント(0) | コメントを書く
[その他の映画] カテゴリの最新記事
|
|