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テーマ:TVで観た映画(3800)
カテゴリ:その他の映画
「網走番外地」はずいぶん見たのだが、このシリーズは見たことがなかった。テレビで放送されたので初めて見た。
シリーズとは言っても、内容につながりはないらしい。 時は昭和初期。関東大震災からの復興三周年記念興行というのが出てくる。 元はヤクザだったが、今は足を洗って浅草六区で興行会社を営む男(内田朝雄)の息子(高倉健)が久しぶりに帰って来るというところから始まる。 息子は船に乗っていて、久しぶりの帰郷。 浅草では、老いたもと侠客(島田正吾)の娘(富司純子)が待っている。 しかし、お約束通り、悪い連中が興行権のっとりを企んでいろいろ嫌がらせをしてくる。 父を殺され、素人ながら二代目を継いだ主人公は耐えに耐える。 心配して戻ってきたかつて父の世話になった男(長門裕之)と島田正吾はなんとか敵を倒そうと二人きりで殴り込むが、目的は果たせない。 一方、主人公は高名な浪曲師(村田英雄)の力を借りて興行を成功させようとするのだが、妨害は止まらない。 というように、若い俳優も、老優も見せ場があり、村田英雄は浪曲をたっぷり聴かせる。 見所満載で充実感がある。 最後は、祝言を挙げた上で、手下の藤山寛美と二人で切り込んでいく。 藤山寛美は本来は松竹の人なのだが、の時期は松竹を首になっていて、東映を頼っていた時期らしい。 映画としても面白く、芸能史の面でも興味深い映画だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.29 18:01:23
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