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2024.01.17
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カテゴリ:その他の映画
 火野葦平の原作小説を映画化した前作に続く作品ではあるが、内容にはつながりはない。
 映画そのものはいかにも東映ヤクザ映画という雰囲気。
 富司純子と高倉健の純愛ものになるのかと思いきや、主人公の高倉健はちゃんと結婚相手がある。その妻が中村玉緒で、いかにもヤクザ映画の女房らしい行動をする。
 肉体労働市場を巡るヤクザ同士の抗争が描かれてはいるのだが、そういう階層の地位向上、生活の安定をめざすヤクザの奮闘もある。
 富司純子は博打の才もある刺青師。
 舞台は九州から浅草といどうするのだが、スタジオ撮影がほとんどなので、どこが舞台でも同じ気がする。出演者が忙しすぎて、現地ロケを充実させることができなかったのだろうか。これに比べると日活アクションはご当地ロケが多かった。
 博打の場面が出てくる。しかし、よくある丁半博打ではなく、袱紗で花札を隠す博打で、これはかなり専門的なものらしい。見ていても何をしているのかわからない。
 こういう細部が本格的で、手打ちの場面で、居並ぶ顔役たちが羽織のひもをほどいた状態で手打ちをし、手打ちが終わるとひもを結び出すあたりも、おそらく本格的なヤクザのきまりなのだろう。
 片岡千恵蔵、鶴田浩二のほかに若い伊吹吾郎が出ているのだが、伊吹吾郎がどうにもヤクザには見えない。
 ヤクザ映画もいろいろ見たが、こういう伝統的な義理人情路線のヤクザ映画というのは、つまるところ「葉隠」と同じ美意識に貫かれているのではないだろうか。
 「ヤクザとは死ぬことと見つけたり」というのが根本的なテーマなのだ。








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Last updated  2024.01.18 12:12:40
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