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祖母の家には沢山の書物があり、祖父の本は研究書や図鑑などで祖母の本は文学一般。古いので『羅生門』も「下人のゆくへは誰も知らなゐ」とそんな具合でした。
そこで見た昆虫図鑑。昔のものにしては綺麗な絵が付いており(さすがにインクは向かい側のページに少し写っていましたが)、当時で600~700円と書いてあったので結構高価だったのかもしれません。 そして驚き多数。 「~ムシ」…××科の甲虫。○○を捕食するため益虫。 ここまではいいです。 「原産地」…満州、蒙古、支那、琉球に廣く生息。 ふっ、古ィィィィ!考えてみれば当時沖縄に行くにはパスポートがいる時代です。 ところで旧仮名とか古い文体って良いですよね。文語調というのでしょうか。 現代の作家でそういう書き方をしている人ってあまり知りませんが、私はこの作品に「スゲー」と思いました。 平野啓一郎『日蝕』 口語文ではここまでの雰囲気ってなかなか出せないんじゃないかと思います。 でもそんなに読みにくくないので文語(?)フェチな方は読んでみてください。 ※もっといろいろ紹介したい本があるんですが、楽天ブックスって画像無い本が多すぎませんか…? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月15日 15時21分38秒
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