テーマ:防犯・防災グッズ(641)
カテゴリ:アウトドア・防災用品全般
先日、千葉県柏市で通り魔事件が発生した。比較的早く容疑者が特定され逮捕されたことには安堵したが、突発的に無差別でおこなわれる凶行は防ぐことが難しい。
こうした刃物を使った事件が発生するたびに「防刃衣類」について考えさせられるが、万が一への備えに日常生活の快適性をどれだけ犠牲にできるかという話になってくる。本職が使うような防刃ベストを日常的に着用するのは苦痛だ。 日常生活に支障のない範囲での防刃対策となると気休め程度にならざるを得ないが、耐刃だけではなく災害対策を兼ねると考えれば普段から強度のある服を身につけていることは決して無駄なことではない。 「刃物に強い」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは「ケブラー素材」。カッターやナイフの斬りつけに対しては若干の効果がありそうだが、刺突は防げない。…というより金属板やセラミックなどを使わず繊維だけで刃物の刺突を止めるのは無理。また水に濡れたり曲げ伸ばしを繰り返すと強度が低下するという弱点もある。 とはいえ考えなしに包丁を振り回すたぐいの通り魔相手ならば、おそらく無いよりはマシだろう。
バイク乗りなどに需要があるためケブラー混のパンツはわりと商品化されているのだが、問題はトップス。サイズ・デザイン共に選択肢は狭い。最近になってエリ付きシャツが出ただけでも画期的(↓画像左)だ。
現在ケブラーよりも強度があるとして注目されているのが「ダイニーマ」や「スペクトラ」と呼ばれる超高強力ポリエチレン繊維。ケブラー同様に曲げ伸ばしを繰り返すと強度が落ちるらしいが、いまのところ水に弱いという話は聞かない。 コストを度外視して自分で選ぶなら、現段階ではおそらく京都西陣yoroiというシリーズの衣類が一番かと。まさかの「傷害保険付き」という珍しいウェアをリリースしている。 このシリーズは変なタフガイ気取りのデザインもなく、普通の肌着として着用できる唯一(?)のものだと思う。ここが使っている繊維は麻の2倍という熱伝導に優れた接触冷感度で、チューブトップやTシャツ、ステテコなど日本の夏でも使えるアイテムが揃っているのが売り。 海外の治安の悪い国へ行く場合には御守りがわりに身に付けておくといいかも。 ![]() ![]() 「京都西陣yoroi」シリーズをチェック(楽天市場) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年03月06日 12時08分01秒
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