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じゃくの音楽日記帳

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2016.05.14
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カテゴリ:きらクラ!

5月8日の放送は、母の日特集でした。子供から母への想いと、母から子供への愛情と、両方の音楽やお話が、あちこちにちりばめられた内容でした。

番組最初の音楽は、母の日にちなんだ曲として、シベリウスの「5つの小品(花の組曲)作品85 の第2曲「カーネーション」という、愛らしい小品でした。

これに続いてすぐ、メゾ・ソプラノの林美智子さんが登場されました。林さんは6歳になる双子の男の子の母親だそうです。林さんの歌で、サン・サーンスの歌劇「サムソンとデリラ」から、デリラのアリア「あなたの声に心は開く」がかかりました。林さんは「(オペラは、)身を捧げきって投じるだけ、そこにもう自分はない、感じるということに徹する、音楽が自分の声を引き出してくれる」「10年くらい前から、たとえ声が出なくなっても、何かを伝えることができると思うようになった」などなど、のっけから濃いお話をされてました。

母の日の風習は国によっていろいろだそうで、オーストラリアでは母の日に菊を贈るということで、母の日にちなんだ音楽の2曲目、プッチーニの弦楽四重奏曲「菊の花」がかかりました。

BGM選手権、今回のお題は「寿限無」きらクラ!スペシャル・ヴァージョンでした。4枠採用。
ラヴェル「ボレロ」終結部(ばけがく屋さん)
オーリック「オーボエ,クラリネットとファゴットのための三重奏曲」第一楽章(ちゃちゃ命さん)
アンダーソン 「トランペット吹きの休日」(じゃく!やりました!)
武満徹 映画音楽「どですかでん」から(霜月歩さん)

自分の投稿が久々に採用されて、笑いも取れて、とてもうれしかったです。"(^o^)/ 
そして次の武満さんの「どですかでん」、これは感動しました! 先行3曲とはまったく異なる路線で、三丁目の夕日のような、良き時代の郷愁をそそる、ほのぼの、しみじみとしたBGMです。あたかも若い夫婦の人生を、時空を隔てたところから「ここまで来て良かったね、これからもいろんなことがあるけれど、幸せに過ごせるよ」と、温かくやさしく見守っているような感じで、しんみりと、心温まり、じーんとしちゃいました。聴き終わったふかわさんが開口一番「感動~!」、林さんも「音楽って素晴らしい!」。聴く者を幸福で包んでくれるような、何とも素晴らしいこのBGMが、ベストに選ばれました。

母の日にちなんだ3曲目、ドボルザークの歌曲集「ロマの歌」から「母が教えてくれた歌」が、バリトンの歌唱で流れました。

お便りが読まれました。84歳になる閉居がちの母を、なんとか外で楽しく過ごしてもらいたいと思ってコンサートに誘ったところ、「行く」と即答を得て、メンデルスゾーンのコンサートを楽しんでもらえた、母がクラシック音楽好きだということを初めて知った、母とクラシック音楽を聴きに行く時間という新しい宝物を大事にしたい、という素敵なお便りでした。

ここで唐突に、ふかわさんが「息子にしたい作曲家は?」とお二人に質問。

それに対する林さんの答えは、大好きな作曲家であるというプーランクでした。そしてかかった音楽が、アポリネール作詞、プーランク作曲の歌曲集「月並み」から「パリへの旅」「ホテル」。林さんのくだけてわかりやすい楽曲解説が面白かったです。林さんは、「プーランクと詩人アポリネールとの名コンビが、日常のちょっとした瞬間に起こることを素敵な形に残した、素晴らしいことです、」などなどと話しているうちに、あっと声をあげ、「そしたら自分の双子の一人を詩人に、一人を作曲家にすればいい!」と名案(^^)を思い付いていました。

一方、真理さんが息子にしたい作曲家は、モーツァルトでした。天才教育に走る父親をいさめたい、という母親の愛あふれたお話でした。そして「“ママ、聴いてちょうだい”による12の変奏曲」―いわゆるきらきら星変奏曲―がかかりました。

続いてそらみみクラシック。林さんのネタがひとつ、モーツァルトのフィガロの結婚から、レチタティーヴォで「助かりました」。その後は、お二人のリスナーさんからの器楽そらみみとして、バッハの管弦楽組曲第3番第3曲「ガボット」に「あっちかなかぁ、こっちかなぁ、あっちもこっちもどっちもいいけど」と「真っ赤だなー、真っ赤だなー」が紹介されました。

母の日にちなんだ4曲目は、ワルラモフという作曲家の「赤いサラファン」。サラファンはロシアの民族衣装で、赤い色は花嫁衣裳に使われる色で、母が娘の花嫁衣裳を縫いながら歌う歌だそうです。

勝手に名付け親のお題:クララ・シューマンのピアノ協奏曲イ短調作品7から第三楽章。
ピアニストであり作曲家であり、母であったクララ。これも母の日にちなんだ音楽としてのお題ですね。

林さんからのおすすめ曲として、ドボルザークの歌劇「ルサルカ」から「月に寄せる歌」がかかりました。太陽のように明るいと言われる林さんですけれど、実は太陽よりもお月様が大好きで、夜は必ず空を見上げて月を確かめたりするそうです。「もしかしたら自分は月から来たのかなと思ったりするほど、月が好き」と仰っていました。

林さんがお帰りになった後、母の日にちなんだ音楽のしめくくりとして、ブラームスの歌曲、「眠りの精」、「子守歌」。アメリングの歌、ルドルフ・ヤンセンのピアノで流れました。そして最後のラジオネーム読み上げでは、多くのブロ友さんのお名前が色々と読まれて、びっくりうれしいエンディングでした。

林さんの太陽のような明るさと屈託ない笑いに、幸せなパワーをいただいた放送でした。






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Last updated  2016.05.15 01:26:43
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