表題画像は「
もったいない学会」提供の中長期的予測図です。
70年代にも同じような予測図が「ローマクラブ」とやらから発表されていましたね、
あれは概ね当たるということです。
こんな図なんか見たくもないとお思いになるでしょうが、
もうすでに経済の縮小は始まっており、
このまま対策を講じないと2050年までには「文明の崩壊」、
特に「人口崩壊」は想像を絶するものが予想され、
200年に及ぶ長く苦しい時代を経て、人口は1/10まで減ります。
今までは石油という途方も無く有用なエネルギー資源を湯水のように使って経済発展をしてきましたが、
その損耗にしたがい、以下の項目がどのような変化をするかということです。
資源(青)、
1人当たりの工業生産(灰色)、食料(紫)、
各種サービス(例えば医療:オレンジ)、
死亡数(黒)、出生数(茶)、
人口(薄茶)、
環境汚染(パステルグリーン)
画像がはっきり見えない携帯の方向けに簡単に解説いたします。
2010年現在、利用できる資源(青)はすでに半減しています。2030年にはほぼ底をつきます。
1人当たりの工業生産(灰色)と食料(紫)は資源の損耗にしたがい、急減します。
2010年はジェットコースターに例えれば頂上に上り詰めた後、急角度で降下し始めました。
各種サービス(例えば医療:オレンジ)は2010年現在頂上に上りつめたその瞬間です。
経済縮小に伴い新規の設備投資が困難になり、設備の損耗と共にサービスの提供はできなくなります。
医療サービス(オレンジ)の急激な崩壊と共に死亡数(黒)は急増します。
死亡数を補う形で出生数(茶)は増えますが、若年者の死亡率が上昇するため、
人口(薄茶)の減少を補うことはできません。
2050年にはピークに達しますが、後は漸減します。
地球が許容する最大人口は10億人、最終的にはそれ以下まで減ります。
環境汚染(パステルグリーン)は、資源(青)の枯渇と共に激減します。
ハードランディングを避けるには方法は1つしかありません。
「
もったいない精神」で無駄を省き、省資源をはかることです。
「
もったいない学会」