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I歯科医院の高楊枝通信。

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外傷性咬合

2019/12/31
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カテゴリ:外傷性咬合
40代男性、左下765、外傷性咬合、 知覚過敏、歯茎部カリエス、2次カリエス





全顎的に冷たいものがしみるということで診てみたが、臼歯部にはクラックが多数あり、咬合面にも挫滅痕がある。舌側面にも歯型が付いているなど、典型的な外傷性咬合の所見が見える。

拡大してみると、遠心にはすでにCR充填されており、そこに向かって古い着色したクラックが伸びている。新しい虫歯(虫歯の電気化学説では応力腐食割れの一形態と思われる)にもクラックが伸びているように見える。
クラックの存在と歯茎部カリエスの出現は高確率で一致する。それも当然だろう、共に外傷性咬合が原因の繰り返される応力の集中によるものだからだ。





虫歯部分は接着性を維持できる程度に最小限取り除き、軟化象牙質が残っている部分はα-TCPセメントで覆罩する。このセメントは歯質と同じ成分のハイドロキシアパタイトなので、軟化象牙質の再硬化と辺縁封鎖が破れた時に代わりに溶けてくれる腐食工学で言うところのカソード防食を兼ねている。CRで削ったところを充填するというよりカバーすると良い。左下65歯茎部は洗浄だけで削らずにCRでカバーした。











つづく






Last updated  2019/12/31 08:46:15 PM
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2019/12/26
カテゴリ:外傷性咬合
10歳女子、主訴は左下6の頬側面溝カリエスと右上6の隣接面カリエス

これはダイアグノデント値18で30未満なので、重曹うがいだけで何もしないでも良いと思うが、





こちらはDD59と高く、実質欠損がある。5番が萌えてきたら進行する可能性が高いのでカバーだけでもした方が良いと思うが、





問題なのは、こちらだ。拝見するとギョッとする。
他院で歯列矯正治療中なのだが、後天性というか矯正治療による開口なのだろうと思われる。





担当医によれば、これは自然に治る?そうだが、どうだろうか?ちょっと無理っぽい。





問題は開口による外傷性のクラックや虫歯だ。

左下6の咬合面を拡大してみると、この歯だけが当たるので、クラックが入っている。長い目で見ると破折する危険性がある。





右上6の隣接面を拡大してコントラストを強調すると虫歯に向かってクラックが見えるような気がする。典型的な外傷性の虫歯だ。
将来大きな虫歯に発展?する可能性が大きい。





画像を拡大してじっくり分析することにより、裸眼はもちろんルーペで見るよりも拡大率は高いので、隣接面カリエスが外傷性だということも特定できる。






Last updated  2019/12/31 11:33:00 AM
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