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I歯科医院の高楊枝通信。

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虫歯の電気化学説

2022/01/25
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カテゴリ:虫歯の電気化学説
虫歯とは酸性環境で起こるHA(ハイドロキシアパタイト)の電気化学的なサビ、腐食だ。

そのきっかけは咬合性外傷によるマイクロクラックだ。ここから酸素濃度差腐食、異種金属接触腐食などの水素イオンをHA内部で動かす起電力によって虫歯が信仰する。

虫歯予防とは、歯磨きとか甘味飲食物を避けるとかフッ素塗布とかは一切関係ない。

咬合性外傷をコントロールするということだ。

「ストレスのない人生」、をどうやって手に入れるか?

それだけだ。


・・このシリーズの表題画像に使っていた50代女性の左上7の隣接面カリエス、この方もストレスにより虫歯になってしまった口だ。

とりあえず、治療過程をアップしておく。今日治療後の経過を聞けたのだが、あれから、2回ツーン、、と痛みがあったが、今はなんともない。よかった!ということだった。

レントゲン画像でも虫歯は神経に届いているように見えるし、こんなのでも神経を取る必要がないとか、専門家ほど信じられないと思うかもしれないが、事実だ。

虫歯は細菌感染症ではないので、全部除去する必要はない。ナノHAセメント+3MI◯で再硬化して治る。
大事なことは辺縁漏洩がないこと、これだけに注力する。今の所CRのボンディングシステムだけが使える。セメント合着系は漏洩は必ず起こり失敗する。

では時系列でどうぞ
















次回はスポーツやストレスによる咬合性外傷による虫歯や破折の症例だ。
スポーツはテニスや野球、バレーボール、バトミントンなどインパクト系が歯には悪いようだ。
プロの野球選手はバッターボックスに立っている時はマウスピースを装着している。スイングが速くなるとかだけではない。






Last updated  2022/01/25 12:25:06 AM
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2022/01/23
カテゴリ:虫歯の電気化学説
前回のつづき

https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201220000/

先回は歯ぎしりによる虫歯だっが、今回はタッピング(嚙み鳴らし)による虫歯だ。磨耗はないのが特徴だ。頻度的には少ない。





これは治療過程をご紹介している。

https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202112310002/






Last updated  2022/01/23 11:32:07 PM
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2022/01/22
カテゴリ:虫歯の電気化学説
前回のつづき

https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201210000/

ここで虫歯の成因は2つしかないという話をしました。

https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201190000/

1、水素イオンの存在。つまり酸性環境に歯があること
2、歯の内外に何らかの起電力が存在すること

この2つの要件を同時に満たすことだけとなる。どちらか一方だけでは虫歯にはならない。


酸性環境が必要な理由は酸に歯が溶けるということではなく、歯には酸(水素イオン)が流れるということで、さらに歯に酸(水素イオン)を流すには起電力が必要だということだ。
歯から酸が通り抜ける時に歯のカルシウムから電子を奪って歯の結晶構造を壊すのが虫歯ということになる。

その起電力が隙間腐食の原因の酸素濃度勾配(隙間の奥は酸素が少ない、外部は酸素が多い)であり、歯が他の歯や金属間との間に生じる電位差(ガルバニック電流)というのもある。

という話は難し過ぎるのか、1日のアクセス数が3500から2000に下がった。誰も見てくれないw
起電力とか言われても、それ何?ってかw

ま、隙間というのはどういうものか?簡単に言うと、咬合性外傷によるクラック(ヒビ)、詰め物・被せ物との間の不適合状態というものだ。

1次予防というものはこのクラックを防ぐこと。
2次予防というのは歯を削る歯科治療をしないこと。

これだけだ。

1次予防は誰もやっていないと思う。甘いものは避けようとか歯磨きを頑張ろうとかは言っていると思うが、それは本質的な予防法ではないということはもうお解りになっただろう。
2次予防は現実的には難しい。歯医者は歯を削ることで生活しているのだから。

予防法は気軽に歯医者にはいかないことだ。 僕には歯医者に行く度胸はないw

 咬合性外傷というものは非常に多岐に渡るのだが、簡単に言うと歯にダメージを与えるような行為・癖のことだ。
 無意識に行っている就眠時の歯ぎしり、食いしばり、嚙み鳴らしの他に、起きている時に無意識にやっている噛み締め、歯ぎしり、嚙み鳴らしもある。
 食生活というのも当然あって、歯にダメージを与えるものは飴玉や氷を噛み割る、硬い煎餅が大好き、ガムをいつも噛んでいる、スルメやジャーキーの類が大好き、ナッツ類も大好き、ホルモンや硬い肉をよく食べる、思いつくままに書き並べてみてもたくさんある。

甘いものや酢の物、柑橘系、炭酸飲料、ポカリなど(クエン酸)をよく摂るというのはクラック等の隙間ができた後での虫歯を助長するということになる。

今日は咬合性外傷の代表例、「歯ぎしり」による虫歯の例。咬合面はフラットにすり減っているのが特徴。

これはあちこちに引用している僕の長女の画像だ。
小さい頃からよく歯ぎしりをしていた。
よく考えてみると、最初の子どもだったためか、親の期待が大きく過大なストレスを与えていたのかもしれない。遅い時間の飲食はあったが、仕上げ磨きもしていたので、なんで?!とショックだった。他の子達は歯ぎしりもしていませんでしたw









Last updated  2022/01/24 12:42:43 AM
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2022/01/21
カテゴリ:虫歯の電気化学説
前回のつづき

https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201200001/





虫歯の成因に関しては現代歯科医学では全く解っていません。予防歯科の本を読んでも酸性環境で虫歯は進行するとは書いてあっても、酸で溶けるとは書いていなかったと思います。実際に歯が溶けるような強い酸性環境は歯が溶ける前に口腔粘膜が溶けるでしょう。前回お酢を数日間口に含み続けることなど、考えただけでも恐ろしい、無理筋な話です。

溶かすだけならpH3程度の水溶液中で電気を流せば簡単に溶けます。ところが隣接面カリエスや咬合面カリエスでさえ、実験室の試験管内での再現はできていません。これをどのように解釈すべきか?

もし再現できたらノーベル賞受賞か、その前にゴルゴに消されるかですがw

前回は酸に溶けるというよりは「酸素消費型の腐食」が虫歯の成因としてはメインだろうという話をしました。工業分野では「隙間腐食」「酸素濃度差腐食」と呼ばれるものです。

向かって右がそうで、左が単に酸に溶けるというものです。





僕はこの20年ほど予防歯科をやっていて、虫歯を見つけても極力削らず経過観察を続けていた結果、虫歯の成因は主に「咬合性外傷」だろうと思うようになりました。前のブログにはそういう症例をかなりアップしていましたが、消えてしまったので、少しずつアップし直そうとは思っています。

「咬合性外傷」とは何か?というと無意識のうちに歯に外傷性のダメージを与え続けるという「歯ぎしり」「食いしばり」「嚙み鳴らし」や不必要にカチカチと音を立てて食べたり、硬いものや弾力系の過大な咬合力を必要とする食品を好んで食べていたり、食べるだけではなく、歯を食いしばってスポーツや仕事、勉強に打ち込んでいるというのもそうです。

このような「咬合性外傷」は金属疲労のように歯に疲労が蓄積していきますので、過去にやっていたかもしれないが今はやっていません、止めたら大丈夫かというとそうはいかない。
細かい、もちろん大きなクラック(ヒビ)が歯に入り、そこから「隙間腐食」が進行していく、それに「異種金属接触腐食」が拍車をかける。

ここで虫歯の成因は2つしかないという話をしました。

https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201190000/

1、水素イオンの存在。つまり酸性環境に歯があること
2、歯の内外に何らかの起電力が存在すること

この2つの要件を同時に満たすことだけとなる。どちらか一方だけでは虫歯にはならない。

酸性環境が必要な理由は酸に歯が溶けるということではなく、歯には酸(水素イオン)が流れるということで、さらに歯に酸(水素イオン)を流すには起電力が必要だということだ。
歯から酸が通り抜ける時に歯のカルシウムから電子を奪って歯の結晶構造を壊すのが虫歯ということになる。

その起電力が隙間腐食の原因の酸素濃度勾配(隙間の奥は酸素が少ない、外部は酸素が多い)であり、歯は他の歯や金属間との間に生じる電位差だ(ガルバニック電流)。

次回はもう少し歯に生じる隙間の話をしたい。

つづく






Last updated  2022/01/21 08:03:07 PM
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2022/01/20
カテゴリ:虫歯の電気化学説
前回のつづき

https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201190000/

2009/06/04の記事を再掲しようと思っているのだが、これは歯根面う蝕に関する記事だ。読み返してみると隣接面カリエスなどの他の形態の虫歯にも当然使えると思う。当時はまだ甘いものが虫歯の直接的原因と思っていたようだが、今は直接的原因ではなく、歯磨きの巧拙と同じく増悪因子の1つだと考えている。そもそも甘いものを食べまくっている人でも虫歯がない人もいますからね?

この記事で一番重要なことは、「水素発生型の腐食」と「酸素消費型の腐食」の違いだ。





一般に酸で溶けると言っても2種類の機序があるという認識はあまりないようだ。いわゆる酸で溶けるというのは「水素発生型の腐食」の方だと思う。これは歯牙をお酢に漬けると溶けるとか、コーラに漬けても溶けないとか、そういう話に出てくる方だ。この腐食の場合、結構な低pHでないと歯牙は溶けない。実際問題としてpH2〜3のお酢でもコーラでも数日〜数週間も口中に含んでおくことはできはしないし、虫歯の穴の中でもそのような低pHの状態が持続的に発生しているとは考え難い。

ところが「酸素消費型の腐食」の場合、それほどの低pHは必要ない。これらのイオン式を見ると酸素消費型の方が電子の数は4倍と酸化力は強い。また発生した水酸イオン:OH-は環境中の水素イオン:H+で中和され水となるので分極作用により反応が遅くなることがない。水素発生型の方は水素ガスにより反応が阻害されやすい。

そして重要なのが、基本的な酸素濃度差があれば持続的に反応が進むということだ。これは酸素濃淡電池、通気差電池、バイオフィルム電池として工業界では広く知られているし、隙間腐食として問題になっている。

口腔内でも同じで、歯に何らかの隙間やくぼみがあると、その酸素が相対的に少ない隙間やくぼみの奥の方が虫歯になりやすいのは誰でも経験することだ。口腔内での隙間やくぼみというのは、クラックや修復物と歯牙との隙間、虫歯の穴の中などいくらでもある。
1本の歯でも手前側と奥側では奥側の方が圧倒的に虫歯は多い。これは口腔内の酸素濃度は手前側の方が高く、奥の方が低いというのは容易に考えられる。

では2006/06/04の「ほんとうの虫歯の発生メカニズム2」と題した記事の再掲だ。

ーーーここから引用開始ーーー





虫歯は金属腐食の一種だよ、という観点で見れば
実際の虫歯がどうしてできるのか良く理解できます。

今日は歯根面う蝕とよばれ、
歯周病にかかった人によく見られる虫歯の画像です。

口腔内に露出した象牙質(歯根)が、
リンゴをかじったみたいにグルっと虫歯になりますので厄介です。
充填処置も難しい、というか出来ない。。
中高年の虫歯の多くはこれで、
子供の虫歯が減っても全年齢の虫歯が減らないわけは、
高齢になるほど、この歯根面う蝕が増えるからです。

若い人の虫歯は歯医者が削らなければ増えません!?

通常この場合、象牙質だけがやられエナメル質は大丈夫です。
このことから、
これは異種金属接触腐食ではないか、というお話はしました。
zu02.gif

接触している2つの金属のうち自然電位の低い方が溶解します。
歯の場合、象牙質の方が溶けると言うことです。

また、象牙質が虫歯になりやすい原因としては
すき間腐食が考えられます。
zu03.gif

これらの腐食の原因は象牙質の構造にあります。
IMG_0109-6.JPG
この図は象牙質の表面の顕微鏡像ですが、
無数の穴が開いています。
かろうじて細菌が入れる程の
せいぜい2~3μm位の小さな穴なのですが、
歯髄(神経)まで管状に続いていて、
ものすごく深い穴というかすき間になっているのです。

これを象牙細管とよんでいますが、
イオンレベルで象牙質を見ると、
その表面積は非常に大きい、
それだけ溶出しやすい構造をしてるということです。

この穴の中は酸素が少なく外は酸素が多い、
酸素の濃度の差ができると通気差電池が形成され、
腐食する。
Fig3.jpg

酸素が少ない方が溶けるのですが、
その化学的な理由は、下図の右側を参照してください。
酸素が反応する過程で電子を奪い、対極の金属が溶出する。
酸だけで溶けるのは左側の図。
酸素消費型.JPG

もちろん細菌が歯根面に張り付いていれば、
細菌が呼吸の過程(解糖系)で酸素を消費するので、
酸素濃度勾配はさらに大きくなり、
腐食を助長する。
これを微生物腐食と言います。

こう考えると歯根面う蝕予防の方策も思いつきますね、
それは象牙細管を埋めればよい!

マイクロ・ハイドロキシアパタイトは歯の成分と同じもので、
再石灰化の原材料となり、虫歯予防に効果があるとされていますが、
高濃度のマイクロ・ハイドロキシアパタイトは
象牙細管を埋める効果もあることが確認されています。

マイクロ・ハイドロキシアパタイトの歯磨剤、効くかも。。

特許成分、薬用ハイドロキシアパタイト(mHAP)で、虫歯予防。低発泡。研磨剤もフッ素も無配合。医薬部外品。アパガード キッズ ラムネ味 60gです。


参考文献:1、金属の腐食と摩擦磨耗
2、亜鉛による防食
3、口腔病理カラーアトラス 石川梧朗編 医歯薬出版
4、丹治研究室 Tanji Laboratory ホームページ
東京工業大学 大学院生命理工学研究科 生物プロセス専攻 生物機能工学講座 生物化学工学分野






Last updated  2022/01/20 06:54:30 PM
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カテゴリ:虫歯の電気化学説
昔、ウルトラアイという番組で、お酢?で歯を溶かすというのがあったそうで、歯を数日漬け込んでおくと、ぶよぶよになるということだったそうだ。

昔、2006年より以前のことだったと思うが、コーラに親知らずの抜歯歯牙を浸けて溶けるかどうか実験したことがあって、数週間ではぶよぶよにはならなかった。歯根表面が少し柔らかいかな〜?という程度でダイアグノデントで測っても30くらいと境界値か、と言った程度だった。エナメル質は溶けたかどうかわからなかった。画像は探せば出てくるかもしれない。見た目変わらないので面白くないが。

その時のコーラのpHは3.3だった。蓋を開けた直後はpH2.7とかだが気が抜けるとpH3.3とかになる。

もしかしてpHが分からないという人のための詳しい説明は僕にはできないので、省略しますが、中性というのはpH7とされていて、それより低ければ酸性、高ければアルカリ性ということになっている。pH0というのが一番強い酸で、pH14というのが一番強いアルカリ性で酸つまり水素イオン(H+)が一番すくない状態。数字が1違えば水素イオンは10倍違う。例えばpH3とpH2ではpH2の方が酸は10倍強いというのか、水素イオンが10倍多い。pH3とpH1ではpH1の方が100倍酸が強い。pH0とでは1000倍酸が強いということ。

うちにあったお酢をかき集めてpHを測ってみたが、pH2.1〜2.3だった。かなり強い。健康のため飲む人がいるが、歯が溶ける酸蝕症になることがある。









当時実験に使った気が抜けたコーラはpH3.3だった。








この結果を見るとコーラよりお酢の方が10倍以上酸は強いという結果だった。pH3.3のコーラに漬け込んでも歯は溶けないが、pH2.1のお酢だと溶けるだろうな。。と思う。リクエストがあれば実験してもいいけど?見たいですか?

ちなみに◯ーパー◯ンドのエッチング液は緑がpH1、オレンジがpH0だ。これだと目に見えて溶けるのが分かる。






Last updated  2022/01/20 06:13:04 AM
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2022/01/19
カテゴリ:虫歯の電気化学説
前回のつづき

https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201180000/

虫歯の電気化学説には問題点があって、それは歯の主成分のHA(ハイドロキシアパタイト)には電気の電導性がないと言われていたので、電食の腐食電極になりようがないというものだった。

しかし、電子電導性はなくてもプロトン(水素イオン:H+)電導性があるということを発見したのが東工大の八島先生と山口大の藤森先生の共同研究だった。

それは2012/10/14の記事にしている。

実際の発表はその1年程前だったと思う。

その論文は一般人の目に触れることはなく、忘却の彼方へ去ってしまっているが、英語の論文を持っているので、ご希望があれば見れるようにしたい。

その骨子は2012/11/04の記事にしているが、HA中のOH基がH+の担体となってH+がHA中を伝導すると言うものだ。





HAがプロトン:水素イオン:H+を伝導するとなれば、HAが腐食電極となり得る。陰極になったHAの結晶構造が崩壊する。つまり虫歯になるということは容易に解る。

以下の図の解説を忘れたが、異種金属接触腐食による虫歯の図だ。
エネメル質と象牙質ではイオン化傾向は象牙質の方が大きい。よってエナメル質から象牙質に水素イオン:H+が流れていく起電力が発生する。
H+が象牙質から外部に排出するときにカルシウム:Caの方がH+よりイオン化傾向が大きいので、Caから電子を奪い、H+は水素ガスに、CaはイオンとなってHAから溶出して結晶構造は壊れていく。

余談だが、環境にフッ素イオンがあるとCaイオンは+の電荷を持つのでーの電荷を持つフッ素に引っ張られて、HAは壊れやすくなる。これが歯牙フッ素症だ。





よって虫歯になる要件は非常にシンプルで、

1、水素イオンの存在。つまり酸性環境に歯があること
2、歯の内外に何らかの起電力が存在すること

この2つの要件を同時に満たすことだけとなる。どちらか一方だけでは虫歯にはならない。

つづく






Last updated  2022/01/20 10:08:52 AM
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2022/01/18
カテゴリ:虫歯の電気化学説
前回のつづき

https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201170000/

ちゃんと書いてみようと思って、過去記事を調べていたら、意外に時間がかかって、また途中までになってしまった。

最初に虫歯の電気化学説に気がついたのは2006/07/27の今はリンクが切れているがMIC(微生物腐食)を研究されている東工大?の丹治研究室のサイトを見つけたからです。

虫歯とは何か?と実験を始めたのは2009/4/25​頃からのようです。
いろんなpHの希塩酸を作って歯を溶かす実験から始めたのですが、言われているほど歯は酸に溶けないということが分かり、これはやはり電気化学だな?と思い、

歯は金属と同じように扱えるのではないか?と思い始め、他の金属との電位差を測ってみて、確信した。それが​2009/05/07​のこと。

実際に虫歯を作ろうと思って、電流を多く流しすぎて3時間で歯が溶けてしまったのが​2009/09/22​のこれ。

それから、自然電位(イオン化傾向)が測れることを確認して、虫歯の電気化学説は間違いないことを証明した。それが​2009/10/29​のこと。

この辺りは「虫歯予防一口メモ」を読んで欲しい。







つづく






Last updated  2022/01/19 08:10:49 AM
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2022/01/17
カテゴリ:虫歯の電気化学説




虫歯とは何か?と問われてまともに答えられる歯科医師はいない。せいぜい歯が細菌が出す酸で溶けたもの、と答える歯科医師は多いと思われるが、歯はコーラ程度のpH3の液に漬け込んでも1ヶ月ぐらいでは溶けて無くなったりしない。歯学部では歯はpH5.5(pH3の1/30)以下の酸で溶けると習うが、歯は意外に酸には強い。抜去歯牙をコーラに浸して数週間後に取り出して見ても、表面がちょっと柔らかくなったような気がする程度だ。ま、現実問題として数週間も口の中にコーラを含んでいられるはずがない。歯学部でも歯を酸に漬けて溶かす実験はしない。なぜなら、やってみると溶けないではないか?!疑問百出、、教授すら答えられない、レポートが書けない、卒業どころか進級できない、それどころか疑問に答えられないお前が何で教授なんだ?という事態に陥るからだ。歯が酸に溶けないというのは不都合な真実なのだ。

実は虫歯の成因は全く解明されていない、という驚愕の事実がある。

かかりつけの歯医者がいれば、訊いてみてください。歯は酸で溶けるというが、本当か?やってみたことがあるのか?誰も答えられないはずだ。ほとんどの歯医者はやってみたことはないはずだ。やってみた歯医者がいたとしても溶けて無くなったりしなかったはずだ。

歯科医師は虫歯の真の成因すら知らず、対症療法を繰り返しているだけだ。

虫歯は電気的に腐食する金属のサビ・腐食(電食)と同じカテゴリーに属する電気化学的な現象だ。歯はHA(ハイドロキシアパタイト)というCa(カルシウム)とPO4(リン酸)とOH(水酸基)から成り立っている結晶化合物だが、ここのカルシウム(金属)から電子が奪われるとHAの結晶構造は崩壊する。これが虫歯の基本的な仕組みだ。





僕はこれを「虫歯の電気化学説」と名付けた。

では、どうやってHAは崩壊するのか?





次回につづく






Last updated  2022/01/19 07:48:03 AM
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2021/12/31
カテゴリ:虫歯の電気化学説
虫歯はどういうものか?歯科医師ですらその実態はよく知らない。触った感じ柔らかい、う蝕検知液で染まる、その程度だ。
もちろん一般人も同じようなもので、茶色は虫歯か?黒かったらもっとひどいのか?と思うかもしれないが、実は関係ない。
虫歯の見た目、黒かったり、茶色だったりしているのは着色で、ステインだったり細菌の代謝産物だったりしているわけで、虫歯の色があるわけではない。実際に色が付いていない象牙質と同じ色の虫歯もある。

茶色は茶渋等のステインで虫歯で開いた象牙細管内部が染まっている状態。う蝕検知液で染まっているのと同じだ。
黒色は硫酸塩還元細菌の最終産生産物のFeS(硫化鉄)だ。硫化鉄はイオン電導性がないので、黒い虫歯は進行しない。昔から黒い虫歯は進行が遅い、落ち着いているとか言われているが、そのメカニズムは電気化学的な見地以外では説明できないはずだ。

虫歯を触った感じだが、柔らかい。プロセスチーズ程度からカマンベールチーズまで様々だ。着色がない虫歯にスプーンエキスカベータ(耳かきより小さなスプーン状の先端が付いたステンレス器具)を当てるとごっそりすくい取れる。虫歯と虫歯になっていない部分の境界は明瞭だ。象牙質の虫歯はその70%を占めるハイドロキシアパタイトが溶出して、残り30%のコラーゲン繊維を中心とした有機物質だ。ま、プルプルの豚足みたいなものだと思っても良い。

境界が明瞭な理由は鉄の錆びと錆びていない本体との境界が明瞭なのと同じだと考えても良い。サビは擦って落とせば取れる。どこまでも境界不明瞭に続いているわけではない。これはサビは電気化学的な反応の結果であって、その境界は明瞭だということだ。

金属の錆びも歯牙の錆び(虫歯)も基本的には同じものであって、大きく分けると2種類ある。以下参照。

https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/200909300000/

実際には主に酸素が含まれているタイプの虫歯で、酸素が含まれていないタイプの虫歯は少ないと思われる。
後者はpH0〜1の強酸を歯に塗った時にしか起こらないだろう。実際にはボンディング時のエネメル質や象牙質の表面処理の時だけに経験する。口腔内でそのような強酸が発生しているとは考え難い。火傷する。
実際には炭酸飲料のpH3程度では歯牙は数週間漬け込んでも溶けないことからも判る。
また、歯質が酸で溶けるのなら、この症例のように残根の内部だけではなく、歯肉に接した辺縁部分も同時に溶けるはずだが、そうでもない。マージン部分は象牙質の薄皮一枚になっても残っている。
その理由は何度も書いているので、詳しく書かないが、電気化学的には水素イオンが象牙質を通らずに歯肉に流れていくので、歯質が崩壊しないからだと思っても良い。

申し訳ないが、ここで言っていることが解らないので、もっと詳しく教えてくれというのは勘弁してほしい。僕も電気化学の専門家ではないので、詳しく知っているわけではない。高校卒業程度の物理化学の知識で語っているだけだ。少なくとも「イオン化傾向」の意味や基本的な「イオン式」が理解できれば判ると思う。もし「イオン」ってなに?というレベルなら中学高校の教科書を勉強し直して欲しい。

具体的にどの程度まで虫歯なので除去しないとボンディング材が効かないかというと、茶色という色は参考にはなるかもしれないが、あまりあてにはならない。スプーンエキスカで取れるところは除去しないと接着しない。要するに象牙細管にタグができないと機械的に強固には接着しないということだ。

また接着面積は歯質の辺縁1mmの幅は欲しいので、そこは十分に硬い健全歯質は確保したい。逆にこれより内側には軟化象牙質(虫歯)は残しても良い。これは緊密な辺縁封鎖性が得られたのなら再硬化するからだ。α-TCPがあればこれは歯の原料そのものなので再硬化は速やかに起こる。
逆に言うと虫歯は細菌感染症なので、完全に除去しないと再発するというのはナンセンスで、歯牙を傷つけてしまうだけだ。再発するように見えるのは辺縁封鎖性が良くないからなので、元々辺縁封鎖性の良くないインレー・クラウン装着時にはそのことを十分に留意する必要がある。やってみるととても面倒だ。昔アップしたと思うが消えているので、探してそのうちアップしたい。

以上のことを念頭に前回アップした画像を眺めて欲しい。

最初の画像は処置前で深いところや磨きにくいところにはプラークが溜まっているこの直下では酸素が含まれているタイプの腐食が進行している。



タービンで少し削って綺麗にしたところだ。



マージン付近の健全歯質を確保するために硬い歯質を確保したところ。
薄皮一枚になっている象牙質でもまだ残せる。これは歯質を水素イオンがハイドロキシアパタイト中のCaイオンから電子を奪う前に歯肉に吸い込まれてしまうので虫歯にならないからだ。これは「オームの法則」を理解していないと解らないと思う。小中学生の理科からやり直して欲しい。



α-TCPセメントで再硬化を図り、同時に穴が開いたところや根管を塞いでいる。



あとはフロアラブルタイプのCRで塞ぐだけだ。うまくやればオーバーフローした部分のトリミングも必要ではない。
素人さんはこんなことは普通で、歯科医師なら誰でもできるだろうと思うかもしれないが、玄人さんで長年従来法の技を磨いた人程、何をやっているのか理解できないので、そんな馬鹿な、、と言って怒り出すだろう。







Last updated  2021/12/31 11:04:39 PM
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全247件 (247件中 1-10件目)

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