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I歯科医院の高楊枝通信。

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虫歯の電気化学説

2017/01/18
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カテゴリ:虫歯の電気化学説
前回の反対側で、やはり「フッ素爆弾(floride bomb)」の症例。
時々痛い。

従来の虫歯は細菌感染症で、
虫歯になった部分は全部取らないと再発するという考えでは、
歯髄保存は不可能な症例。

虫歯は細菌感染症ではなく、電気化学的なハイドロキシアパタイトの腐食なので、
イオン伝導を遮断すれば虫歯の進行は止まる。

前回よりも虫歯は深く、治療後もしばらく痛かったそうです。

入り口の穴は小さいが、

IMG_5119.JPG

非常に

IMG_1233.JPG

深い

IMG_1232.JPG

エナメル質は最小限の除去に留める。

IMG_1236.JPG

α -TCPセメント充填

IMG_1242.JPG

CR充填

IMG_1247.JPG






Last updated  2017/01/18 10:46:38 PM
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2017/01/17
カテゴリ:虫歯の電気化学説
http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201612220000/

この子と同じタイプの虫歯で13歳女子左上6

フッ素反対派の人たちはこういう内部の象牙質だけが虫歯になってエナメル質は全く虫歯になっていないタイプの虫歯を
「フッ素爆弾」と呼びますが、

違います。

「フッ素爆弾」とはフッ素がエナメル質の極表層部分だけ(10ミクロン:1/100mm程度)固くするという実験結果があるからですが、

電気化学的に言えば、エナメル質より象牙質の方がイオン化傾向が大きいからで、
象牙質がエナメル質の身代わりに溶けているのです。

歯が酸で解けるのなら、両方溶けるはずなのですが、この非理論性に誰も気がつきません。

世界中の歯医者が気がつかないのです。
歯医者には科学的な常識が欠如しているのですが、別に歯医者だけではない。
世の中は高校レベルの科学的常識がない人がほとんどです。
受験戦争を勝ち抜いた高偏差値の諸君でもそうだ。
学校で習ったことを疑わない。成書や論文に書いてあることを信じて疑わない。
自分の手と頭で考えたことがないのだ。
これを思考停止、洗脳と呼ぶのだが、

人類の未来は暗い。

まあ、今更どうでもいいが。
もう遅いだろう。

IMG_5337.JPG

穴は小さい

IMG_5341.JPG

内部は

IMG_5339.JPG

前回ほどではないが、
かなり深い虫歯になっている。

IMG_5340.JPG

α-TCPセメントを詰めて

IMG_5342.JPG

CR充填した。

IMG_5343.JPG






Last updated  2017/01/18 10:44:23 PM
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2017/01/13
カテゴリ:虫歯の電気化学説
50代女性、左上2、メタルボンド冠不適合

今日は技工作業だけでしたので、冠除去から技工作業まで。

多くの被せ物は10年以上経てばセメントは崩壊しており、
隙間ができて内部には嫌気性硫化物還元細菌が存在している。

IMG_5254.JPG

除去時に、いわゆる虫歯の匂いがすることがある。

IMG_5257.JPG

冠の内部にもFeSが沈着している。

IMG_5256.JPG

2次カリエス部分を除去しつつ、再形成。
嫌気性細菌だけの場合はカリエスはそれほど深刻ではない。
好気性の酸産生菌の繁殖環境になるとカリエスは急速に進行する。

IMG_5260.JPG

印象して石膏模型にする。

IMG_5331.JPG

模型上で前装冠の製作。

IMG_5330.JPG

唇則マージンはカラーレスにしている。
こちらの方が綺麗というだけでなく適合性が良い。

IMG_5335.JPG






Last updated  2017/01/13 11:24:24 PM
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2017/01/11
カテゴリ:虫歯の電気化学説
40代女性、左下7、メタルクラウン2次カリエス

10年以上経過した固定式補綴物は多かれ少なかれセメントは崩壊していて、
部分的にしろ冠と歯質の間には隙間がある。

隙間があっても直ちに虫歯になるわけではないが、
この辺りの事は臨床経験の豊富な歯医者は知ってはいても、
なぜそうなのかは説明できない。

セメントの歯質接着性ばかり気にしているが、
接着性があっても、脱離するときはする。
長年この点に注目して観察しているが、
接着性に期待しすぎるのもどうかと思う。
隙間があっても虫歯が進行し難い環境がある。

ここの過去記事では2次カリエスの進行に影響を与える要素を幾つか挙げていて、
整理してみると、

1、隙間の大きさが嫌気性の硫酸塩還元細菌が生息しやすい環境に適した十分小さいものであること。
隙間は大きくなると、好気性通性嫌気性の酸産生菌が優勢になり2次カリエスは進みやすい。

2、メタルは剛性は高いがイオン化傾向が歯質より小さいことに注意する必要があること。
剛性が低いと咬合力によりたわみ、隙間が大きいことと等価になるようだ。

3、セメントは歯質よりイオン化傾向の大きい物質が含まれていること。

などだ。

IMG_1316.JPG

除去すると、冠は脱離していてFeSが付着している。
これがあると虫歯は進行し難い。

IMG_1317.JPG

2次カリエス部分を除去していくと、歯冠高径が低すぎるのでピンレッジを施したが、

IMG_1322.JPG

どうせするなら、2次カリエス対策として Rounded CR core additional pin ledge にした。

IMG_1323.JPG







Last updated  2017/01/11 11:02:01 PM
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2017/01/02
カテゴリ:虫歯の電気化学説

20代女性、左上7、カリエス

この部分は頬粘膜に隠れているので、電気化学的には酸素濃度が低く虫歯になりやすいところです。

金属腐食学分野では「通気差腐食」とよばれています。

一般には唾液がかかりにくいから虫歯になりやすいと言われていますが、

確認はされていません。

なぜならこのような虫歯を再現する実験には成功していないからです。

IMG_3741.JPG

この部分は直視できませんので、鏡を見ながらの作業になります。

これをミラーテクニックと言いますが、

直視とは逆に手を動かさなければいけないので、

ちょっとしたコツが必要です。

さらに吸引チップもデンタルミラーと一緒に持たないといけないので、

ちょっと難しい、中級編となります。

電気化学的充填法は辺縁封鎖性に気を使いますので、

新鮮歯質を確保するのは辺縁だけです。 

内部に虫歯を残しても乾燥できるのではあれば、問題ありません。 

IMG_3746.JPG

α-TCPセメントで覆とう 

IMG_3748.JPG

CR充填後

IMG_3749.JPG

 

 







Last updated  2017/01/02 08:05:21 PM
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2016/12/22
カテゴリ:虫歯の電気化学説
8年使ったMacBookProにコーヒーをこぼしてしまって、
キーボードが使えなくなって1週間。
タッチパッドだけは生きているので、ネットの閲覧はなんとかできるのですが、
書き込みができません。
メールのお返事もできなくて申し訳ありません。

年末というのもあって、
平日はものすごく忙しく夜中の12時まで仕事をしていましたので、
なんにもできませんでした。

で、今日は久しぶりのお休みなので、
ソーラーハウスのWindows7のデスクトップPCを
メールやブログの書き込みができるように設定しました。

いつもながら思うのですが、Windowsは使いにくくストレスが溜まります。
画像の編集ソフトも使いにくく、処理スピードも1/10に落ちますので、
ここの記事もMacBookが使えるようになるまで、あまりアップできないと思います。
こわれたMacのキーボードの代わりに外付けのキーボードを注文しましたが、
まだ来ませんし、それで使えるようになる保証もありません。。
まあ、Macの日本語入力はダメダメなので、この点はWindowsの方がストレスが溜まりません。

とりあえずテストとして記事を1つアップしてみたいと思います。

10歳男子、右上6、咬合面カリエス、ときどき痛む

IMG_0960.JPG

穴は小さいが内部は大きなカリエスが広がっているタイプ。

無題.jpg

内部には細菌はほとんどいないが、誰も指摘しない。

IMG_0962.JPG

虫歯の発症には虫歯菌の存在は必要条件ではない。
酸性環境というかH+(水素イオン、プロトン)の存在は必要だ。

典型的な虫歯内外の酸素濃度差による電位差による通気差腐食と
エナメル質と象牙質との自然電位差による異種金属接触腐食だと思われる。

IMG_0963.JPG

かなり、

IMG_0967.JPG

広がっている

IMG_0968.JPG

α-TCPセメントで覆とう

IMG_0973.JPG

CR充填

IMG_0974.JPG






Last updated  2016/12/22 11:32:03 AM
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2016/12/20
カテゴリ:虫歯の電気化学説
というのがあって、現実世界ではこれを越えることができない厳しい法則です。

これは少なくとも中学生の理科で習うのですが、
実際にこれを理解して自在に使いこなせる人は稀で、
要するにアナログやデジタルの電子回路を自在に作れる人のことですが、
数十年生きてきた中で、出会った人は、数えるほどです。
1万人に1人ほどしかいないのかもしれません。

非常にシンプルな法則の割には、
大多数の人はこれを使えないのですが、
だからと言って気にすることもないでしょう。
でも、電子機器を使っている現代人としては、恥じなければなりません。
そういう法則です。


どういうものかというと、
数式で書くと「電圧=抵抗×電流」となります。
言葉で表現すると、ある抵抗にある電流を流すとある電圧が発生する、となります。

式の変形をして、「電圧÷抵抗=電流」とすると、
ある電圧を発生する電源にある抵抗をつなぐとある電流が流れる、となります。

具体的な数値を挙げて書いてみると、
25V(ボルト)の電源に1Ω(オーム)の抵抗をつなぐと25A(アンペア)の電流が流れます。

ところが同電源に1MΩ(メガオーム:1,000,000Ω)の抵抗をつなぐと、25μA(マイクロアンペア:0.000025A:0.025mA)の電流しか流れません。
魔法ではないので、この電源電圧ではこれ以上の電流を流すのは不可能です。

でも、どうしても25mAの電流を流したいときはどうしたらよいのでしょうか?
それには2つの方法しかありません。

電源電圧を1,000倍の25,000Vにするか、
抵抗を1/1,000の1kΩにするしかありません。
またはその両方の積のルートが1,000倍になっても同じです。

現実にはどの方法がコスト的に見合うかで決めます。

まあ、25,000Vなど危険以外の何物でもないです。
人間は1,000V以上で感電死することがありますから。

虫歯を作る実験の場合、ハイドロキシアパタイトは高抵抗ですので、
電気的接触面積を増やす方が簡単でしょう。

生体でもそうなっていると思います。

そういうことです。






Last updated  2016/12/20 08:12:59 PM
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2016/12/14
カテゴリ:虫歯の電気化学説
5歳女子、右上E、時々痛い。

この子は、痛かったら手を挙げてね、と教えられている子ですが、
終わるまで一度も手を挙げませんでした。
痛く無いからです。

IMG_0726.JPG

内部は軟化象牙質が広がっており、
全部除去すると露髄する。
通常の歯科治療では神経を取って被せる治療になるが、その必要はない。
いたずらに痛がらせるだけだ。

IMG_0728.JPG

エナメルマージンだけ新鮮面を出せば問題無い。
見た目では判らないが、内部の軟化象牙質はエナメル質だけ残してバーやスプーンエキスカが届く範囲で除去してある。
要するに虫歯が残っていても辺縁封鎖性が確保できていれば、虫歯は再発しない。
なぜなら虫歯は細菌感染症ではなく、イオン電導性セラミックスであるハイドロキシアパタイトの金属のサビと同じカテゴリーに属する電気化学的な腐食現象だからだ。
一応抗菌剤添加α-TCPセメントを置いた。
これは殺菌効果と軟化象牙質の再結晶(再石灰化という歯科用語は一般理工学分野では通用しない)を促す。

IMG_0730.JPG

CR充填後

IMG_0731.JPG






Last updated  2016/12/14 10:42:49 PM
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2016/12/07
カテゴリ:虫歯の電気化学説
7歳男子、左上E、咬合面カリエス。

仮封セメント

IMG_4011.JPG

内部は虫歯が広がっているが、虫歯を全部除去する必要はない。
なぜなら虫歯は細菌感染症ではないからだ。

IMG_4012.JPG

α-TCPセメントで覆とう。
じつはこのセメントもどうでもよい。
重要なのは辺縁封鎖性だ。
なぜなら虫歯は電気化学的な腐食現象なので、イオン伝導を遮断することが虫歯治療の必要十分条件だからだ。

IMG_4016.JPG

CR充填後

IMG_4017.JPG









Last updated  2016/12/07 09:05:27 PM
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2016/12/06
カテゴリ:虫歯の電気化学説
20代男性、右下7カリエス

前回のつづきで、その反対側の同名歯だ。

http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201611300000/

やはり、ほっぺに隠れており、酸素濃度が少なく、
また唾液に触れにくく、その緩衝作用(HCO3、重曹成分)に期待できない。

IMG_3974.JPG

軟化象牙質は全部除去できない。
簡単に露髄するからだ。
通常の歯科治療では神経を取って冠を被せるしかない。

みごとにエナメル質は溶けておらず、象牙質だけが溶けているのが見えると思う。
これはイオン化傾向が象牙質>エナメル質だからで、
一般には異種金属腐食とよばれている。

IMG_3976.JPG

α-TCPセメントで覆とうして

IMG_3979.JPG

CR充填した。

IMG_3985.JPG










Last updated  2016/12/06 10:24:57 PM
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