40代女性、左上7、ハイブリッド・セラミックス・インレー2次カリエス
このところ記憶力の減退で、ブログにアップしますよ、と言いながら忘れていることが多い。
私のはどうなっているの?というのがあったらコメント蘭で教えてくださいw
今日はまだ憶えているうちにアップ。
ハイブリッドにかかわらず、型取りして口腔外で作って、口腔内にセットする類の修復物には致命的な欠陥がある。それは抜き差しできるように作るしかないので、どうしても外れやすいということだ。いくらセメントで接着しても長年にわたる咬合力で辺縁部がたわみ、接着はがれが起こる。そこから2次カリエスになる。
たわみにくい硬い素材の方が2次カリエスにはなりにくいということは言えると思う。硬すぎて対合歯が痛むという問題はあるが。
少なくともハイブリッド・セラミックス・インレーやクラウンは避けるべきだ。CRもハイブリッド系だが、抜き差しできるようには作らないので、脱離しにくい。辺縁封鎖性に関してはCRに勝るものはない。
今回は2次カリエスの様子を見て欲しい。覆罩セメントに守られていないところはかなり深い虫歯になっている。
CRでの再建は隣接面もストリップスは使わず、積み上げ法で作ったが途中は僕も撮影している余裕はなかった。こんなものと思われるかもしれないが、処置時間は休憩なく1時間はかかる。
最後の2枚は隣接面の曲線部分をどうやって仕上げるか?というところを見て欲しい。削り出し法を使っている。
では時系列でどうぞ