前回のつづき
https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202301260001/
今日は磁気回路を組み立て調整していた。
磁気回路と言っても永久磁石を使わない電磁磁石を使うフィールド型と呼ばれるものだ。
高性能の磁石が入手できる現代、なぜフィールド型にしたかというと河村先生は電流と巻き数で磁束密度の理論計算ができるので、スピーカの電気・音響変換効率(能率)の計算が容易だと思われたのだろうと思う。
そのフィールドコイルの製作過程は以前のブログと一緒に消えてしまったので再掲しておく。
歯科用アクリルレジンで巻き型を作り、それに出来上がったら抜けるようにt:0.5mmのプラ板とアルミ複合板で巻き枠を作る。
それをお中華製の手動巻線機に取り付け、φ0.5mmのポリウレタン線を巻きつけながら、セラックニスを塗りつつ固めていく。クランプで広がらないようにこまめに固定する。
巻けるだけ巻いてみたら結局790回巻けた。直流抵抗値は12.1Ωだった。
理論計算では1000回巻けるはずだっが、緩みや隙間できるので、現実はこんなもんだ。
2個あるので、これらを直列に接続して24.2Ωにして電流を流す。W=I^2・Rの発熱があるので無闇には流せない。磁力は巻線数×電流だが、どうなるだろうか?