つづき
https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202310060001/
初段の2SK170/2SJ74によるコンプリメンタリー差動回路部分だけの調整をした。
具体的には27kΩの負荷抵抗の電圧降下が6V程度になるようなIdを設定する。
ある程度計算で求め、半固定抵抗で共通ソース抵抗を決定し、固定抵抗に置き換える。
この部分はIdの小さい部分(0.2mA程度)で動作させるので、
手持ちがIdss:15.5mAのVランクだったが、ランクにこだわる必要ない。
選別はIdssだけで行った。ピンチオフ電圧での選別は行っていない(計測誤差が大きかったので)。
また上下の差動回路だけはIdssを揃える必要があるが、コンプリメンタリー(上下間)は合わせる必要はない。
図の共通ソース抵抗の2.7KΩを選ぶことにより自動的に上下のバランスが取れる。
これは電源電圧(±25V)と上下のドレイン出力を見ている。電源との電圧差は6V程度。この時のIdは0.2mAちょっとだ。
上下の両差動回路のドレイン電圧。1V弱のズレがある。この程度なら次段のエミッタ抵抗で調整できる。