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2007.06.22
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私の住んでいる地域にある中学校でいじめを苦にした自殺があったらしい。中学2年生の男の子だという。マスコミでは報道されていないようなので、情報統制がしかれているのだろう。難しい問題なので、在学する生徒への影響も考えられているのかもしれない。

悲しい出来事だ。こうした問題が起こるたびに、教師や学校を批判する論調が目立つ。果たしてそうなのだろうか。いじめは社会全体の問題だし、学校だけで、ましてや一教師だけで解決できる問題ではないと思う。

いじめを生み出す原因は様々だ。そのひとつに「日々の生活で抑圧された感情が弱者に向かう」というものがある。とくに学業やスポーツでの競争主義がやり玉にあげられることが多い。そして学校から競争主義を廃していこう、といった論理になっていく。

違うと思う。今の子供達は「勉強やスポーツ」を「自分の意思に反する押しつけられたもの」と、とらえがちだ。それらを肯定的にとらえて「やらなければいけないもの」と、とらえられない。「生きていく上で自分の意思に反したものでもやりとげるしかない」と考えられないのだ。

もちろんそうした中で葛藤は生まれるし、それが若さでもあるし、青春でもあると思う。だからこそ大人が教え諭していく必要があるのだ。が、その大人も「自分の意思に反したこと」を肯定的にとらえられない人が増えている。

とにかく私のまわりにいる子供達だけでも、「肯定的にものごとをとらえることの大切さ」を繰り返し教えていきたい。






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最終更新日  2007.06.22 10:50:29
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