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カテゴリ:教育を取りまく現状(神奈川・ローカル)
明日は小学生の保護者の方対象の保護者会を予定している。そのための資料作りを朝からやっていた。テーマは「これだけのことしか今の小学生は学習していない」ということにしぼった。
例えば、「分数の足し算と引き算」は小6の学習内容だ。学校で習うのは、「ふたつの分数の足し算、引き算」まで。それも「帯分数の混じった計算」は学習しない。「3つの分数の加減」「分数と小数の加減」などは省かれてしまう。 これで良いはずがない。中1になってこうした計算練習をしっかりやるかというと、数学の授業で扱われているのを私は見たことがない。中学の先生は子供達が「小数と分数の加減」を演習しないで中学生になっていることを知らないかのようだ。「ゆとり」という教育がもたらしたものはこうした現実なのだ。 分数と小数の計算は、割合や比の学習にも深く結びつく。そしてこうした学習内容を不得手とする子供達が多いのも確かだ。図形の範囲、中でも空間図形の内容で削られているものも多い。見取り図を描くことが出来ない中学生は本当にたくさんいる。 明日はこうした小学生を取りまく学習の状況をしっかりと伝えたいと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.13 11:47:24
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