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カテゴリ:学習法
高3の△△子が、今回の学校のテストで英語がクラスで3位だったとうれしそうに報告してきた。彼女は、小5から中1まで在籍し、家庭の都合で辞めたのだが、私立の進学校に進学した高1からまた戻ってきた生徒だ。2度ともお母さんの意思でmiyajukuに入塾した、といったところだ。
そんな彼女の昨年末の様子は、勉強に身が入らず、大学進学に対してのモチベーションも低く、このままではダメだろうな、という状況だった。三者面談では、お母さんもほとんど「さじを投げる」といった感じで、「別に大学にいかずに就職しても良い」といった発言もあった。 塾を辞めさせたいと思います、というお電話も何度もお母さんからいただいた。その度に「何とか続けさせて欲しい。ここで塾を辞めてしまっては本当にすべてがダメになってしまいます」とお願いし、本人にも「miyajukuが君にとっての最後のトリデではないだろうか。とにかく教科数を減らしてでも続けないか?」と話をした。 「ダメな子は何をしてもダメなんです。劇的な変化はありません。」とお母さんに言われても、何とか細い糸をつないできた。 彼女が変わったのは4月になってからだった。授業に遅れてくることもなくなり、予習もしっかりとやってくるようになり、授業後に残って遅くまで自習もするようになった。早々に結果も出て、モチベーションも上がってきている。何がきっかけ、というよりも、そうした時期が来た、という感じだった。 我慢することしかない。とにかく我慢するしかない。いつチェンジしてくれるかわからないが、それを信じて「待つ」しかない。少しずつ、少しずつ、本人の自覚をうながしつつ「待つ」しかない。 私の指導法は基本的に「待つ」ことなのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.06.02 18:52:21
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