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カテゴリ:教育を取りまく現状(神奈川・ローカル)
昨日の保護者会では、ちょっと熱く語りすぎてしまったかもしれない。せっかく足を運んでいただいた父母の方にお聞き苦しい点もあったかと思うので、この場を借りてお許しを願っておきたいと思う
夕方からはある私立の先生方との懇親会だった。ここでも勢いで校長先生と話し込んでしまった。とにかく世の中の流れに竿を差すことは大変なのだ。せっかく私立高校に進学したのに、AOやら推薦やらで大学進学をしていってしまう。私立高校ならば、一般受験を生徒に強制するぐらいの指導はして欲しい、そんなことを話し続けた。 偏差値の高い高校になるほどAOやら推薦で大学へ進学する生徒は少なくなる。私立の上位校であれば、特進コースなどは一般受験をし、学校推薦などは下のクラスの生徒たちが利用する、といった仕組みになっている。公立の上位校は浪人という選択をせざる得ない生徒が多くなるが、ひとつでも上を目指して受験にのぞんでいく姿勢は正しい。 とにかく激流のようにAOやら推薦の流れがある。根底には大学の「死にもの狂いの生徒集め」がある。そのことをオトナであるお父さん、お母さんには知っておいて欲しい。大学は見事に受験生の心理を突いて「早めの生徒確保」に一所懸命なのだ。だまされてはいけない。 昨日の保護者会でも繰り返し話したことは、大学生は特別な存在ではない、ということだ。昨日の資料の一部を見て欲しい。 大学入学者100人がその後どうなっていくかをしめしている。12.1人が中退。就職出来るのは53.4人。その後、3年経って仕事を継続しているのは36.8人。この数字は衝撃だ。せっかく大学生になってもその後安定的に仕事をしているのは36.8人しかいないのだから。しかも、これは全体の平均なので、偏差値が低い大学の中退率はさらに高く、就職率はずっと低くなっているはずだ。 やはり、自分の未来は自らの努力で、自分の手でつかんでいく。それが本当に大切なのだと思う。 あっ、また熱くなってしまった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.12.07 13:40:23
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