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カテゴリ:今時の就活
今朝も英語のリスニングテストからスタートです。
朝は娘と一緒の電車でした。新宿で就活のための予備校で昼まで勉強して、午後からは大学で稽古とのこと。夜も師範の方たちと食事をともにする、といった1日を過ごすようだ。 先週は何人かのOG訪問をして、それなりに就活は進んでいるようにみえる。でも、高校入試や大学入試と違って、理不尽な制度の中での挑戦なので「がんばれ」の声もかけにくい。 たとえば、○○日の午後3時から説明会の受付がネット上で開始されるとする。その時間にアクセスしても、ネットが混んでいて申し込みページにたどりつけない。数分後につながったときにはすでに申し込みは終了している、といったことになる。おっきな企業でも十数人の募集というのが普通だ。そこに数千人の申し込みが殺到する。だからこんなことが起こる。 第一志望の企業なんて決めて、そこに受かるために一所懸命になったとしても、説明会の受付さえ通るかどうかは「運」しだいとなってしまう。いくら割り切ってのぞもう、なんてアドバイスしても、当事者たちはそんな気にはなれないだろう。一方では自己分析をやかましく言われて、徹底的に自分を掘り下げなければいけないのだ。 何が問題かって、名の通った、というよりもテレビなどのCMで聞いたことのある企業に学生が集中することだ。たぶん、こうした就活制度にのっかっていない良い企業は世の中にいっぱいあるはずだ。そんな優良企業と学生たちを結ぶ手立てがない。ネット社会って、横広がりはすごいけれど、縦へのつながりはかえって薄めてしまう。 親も「ネームバリュー」のある企業へ子供が就職するのをのぞみがちだ。そんな親の「えっ、名前も聞いたことない会社じゃない」といった一言が就活生たちを深く傷つける。 何だか就活する側も採用する側も、とんでもなくムダなエネルギーを使っているようだ。どこまでも理不尽でばかばかしい就活制度だと思う。と同時に、miyajukuの生徒たちも、いずれはこんなばかばかしい仕組みの中で就活をするのかと思うと、今の努力は何のためだろうかとさえ思えてくる。 日本の国の制度疲労は、あらゆる面で起こっている お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.01.29 09:45:45
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