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体が怠くて憂鬱、読み返そうと思っていた本を取り出してみた。
この本の著者は、つい最近、闘病のかいなく他界されている。 本当に団塊の世代辺りは、早く逝く。 彼女は、今でいうところの帰国子女である。 そして、小生の記憶によれば、学生時代はバリバリの共産主義者であった。 党員であったかどうかは、記憶にない。 彼女についての本がいずれ、出版されるかもしれない。 さて、今、この本ガセネッタ&シモネッタの解説を読むと来るものがある。 タイトルの「ガセネッタ&シモネッタ」の謎解きは、 本書を読んで頂くとして、今、読むと、とても得るところの多い本である。 書き下ろしではなく、多くの雑誌に寄せたエッセイを集めたものである。 よって、各話に直接の脈絡がないので、待ち時間で読むには丁度良い。 目次よりも、中身が面白い本だから、 待ちぼうけも苦にならないこと、請け合いである。 内容は、 著者の「本職」であるロシア語通訳を通じての、体験によせて書かれている。 ここに書かれている事を振り出しに、 調べてみたい事が、多々、取り上げられている。 書かれた事だけの知識習得に終わってしまっては、モッタイナイと思うのである。 ふと思った、演劇に携わる人、必読かもしれない。 ガセネッタ&シモネッタ 【電子書籍】[ 米原万里 ] [楽天Kobo電子書籍ストア] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.30 07:24:54
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