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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2018.03.05
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先日、新聞と一緒に配達されるたくさんのチラシの中に「モンゴル語講座」というのが入っていました。

日本に大学以外でも、モンゴル語の講座があることは知っていましたが、新聞のチラシで見たのは初めてです。

チラシの発行元は拓殖大学でした。拓殖大学と言えば、アジアと深い関わりを持ち外国語学部を持つなど海外に開かれた大学のイメージです。

とはいえ、外国語学部と言っても英語、スペイン語そして中国語だけですから、モンゴルに直結したイメージはありません。

チラシを開くと、なんと18か国語の講座が載っています。全て外国語講座です。しかも、この18か国語には英語やフランス語は含まれていません。

ブラジル・ポルトガル語、スペイン語及びアラビア語以外は全てアジアの言語です。チベット語、ペルシャ語、ミャンマー語などと並んでモンゴル語講座があるのです。

これら18言語には、果たして講座が成り立つほどの需要があるのかな、と思いました。

日本にいるモンゴル人で「モンゴル語の先生として仕事ができたらいいな」と思ってる人は多いと思いますが、残念ながら実際の需要はほとんどないようなのです。

「日本とモンゴルの懸け橋に」を謳う会社や機関はHPなどでモンゴル語講座ありというのもよく見ますが、現実的にはなかなか講座として成り立つほどの生徒は集まらないというのが現実的なようです。

実際、日本人でモンゴル語ができる人たちの多くは「東京や大阪の外語大学」「JICA関係者でJICAの語学研修」「直接モンゴルの大学」で学んだという人がほとんどで、「東京にある民間語学学校」で学んだという人には今のところ会ったことはありません。

でも、こうしたチラシが出るほど需要があるなら、それはそれで嬉しいことですが。

ちなみに受講料は全講座共通で、本年5月8日から来年1月31日までで、週1回1時間半を30回となっています。これで受講料は税込み69,000円です。1回あたり2,300円。高くはないように見えます。

これらの言語の中で、実際の需要が少なそうなの(心配なの)を見てみましょう。

18言語中、私が一番「誰がこの講座に申し込むのだろう」と思ったのは、ダリー語です。これはアフガニスタン語です。文字を見ると、アラビア文字のように見えますが、言語的には全く別のようです。

アフガニスタン語を一体だれが勉強するのでしょうか?私は過去に一人だけ、国連関係の仕事でアフガニスタンのカブールで仕事していた日本人に会ったことはありますが、そういう人は仮にアフガニスタン語を学ぼうと思ったら、個人教授なりそうした機関が用意した研修などで学ぶのではないでしょうか?

マンションの広告やスーパーの特売のチラシと一緒に入ってきたこの案内を見て「おお、丁度よかった、来年からアフガニスタンに行こうと思っていたんだ」なんて人はいないんじゃないでしょうか?

最小開講人数は各クラス8名だそうです。大都会東京でも8人の申し込みは簡単ではないでしょう。

続いて需要が心配なのはチベット語です。これも一体いつ実際に使う機会があるのだろうかと思われます。

そもそも今はチベットへは自由に個人旅行できません。日本からですと、基本的にはガイド付き団体旅行ですし、その中の自由行動付きであってもガイドがくっついていることでしょう。

私が行った時もそうでしたが、そもそもラサにある飲食店や物販店のほとんどは漢人がやっており、通じるのは中国語です。

一般のチベット人と外国人が接触できる機会なんて「相当無理しないと」ありません。中国政府は、その辺は相当コントロールしてますからね。

なので、チベット語を勉強した後どこで使うんだろうと思うわけです。上記のアフガニスタン語同様に、仮になんらかの理由でインドにいるチベット関係者と会う予定がある、などという人がいたら、それはそれで個人レッスンでも受けていると思います。

チラシを見て「おー、チベット語か。新しい言語でも勉強してみるか!」なんて言う人がいるんでしょうか?

これらの言語に比べれば、モンゴル語の方がずっと需要はありそうです。とはいえ、仕事やJICAで行く人は受講しない(別の機会で勉強する)でしょうから、「来年あたりモンゴルの草原に旅行で行ってみたい。その時に、遊牧民とサエンバエノー以外の会話もしてみたい」というニーズがあるということでしょうか?

クラスは各言語3つのクラスレベルから成り立っています。モンゴル語は「Ⅰクラス:初めて学ばれる方」と「Ⅱクラス:1年程度学んだ方」の2クラスです。

ダリー語とチベット語は、さすがに「Ⅰクラス:初めて学ばれる方」のみです。

「Ⅲクラス:1年以上学んだ方」があるのは、中国語、ヒンディー語、韓国語、タイ語、スペイン語などなるほどと思える言語ですが、なんとペルシャ語もこのレベルのクラスまであります。

講師の先生の顔ぶれも気になります。トルコ語は全クラス、トルコ人(多分)の先生。ダリー語はアフガニスタン人(多分)の先生ですが、チベット語は、チベット人と日本人の先生の名前があります。

ミャンマー語、インドネシア語もその国の先生です。モンゴル語は?2クラスとも日本人の先生です。

この先生は、東京外語大を出てモンゴルにもいたことがあるようです。きっとモンゴル語がペラペラなのでしょう。

でもせっかくですから、こうした数少ない機会に日本にたくさんいるモンゴル人が担当させてもらえると嬉しいですけどね。

ちなみに、このチラシには「愛してる」を各言語(各言語の文字とカタカナで)で表現してます。

一番短いのがミャンマー語の「チッテー」で長いのはヒンディー語の「マェーン トゥムヘーン チャーフター フーン」です。

モンゴル語は?「ビー・チャムドゥ・ハイルテー」でした。






Last updated  2018.03.05 16:04:40
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Re:モンゴル語学習需要はどのくらいあるのでしょうか?(03/05)   ベーギー さん
面白い記事ですね。2コースの先生二人とも日本人なのがすごいですね。 (2018.03.07 16:08:20)

Re[1]:モンゴル語学習需要はどのくらいあるのでしょうか?(03/05)   モンゴル2008 さん
ベーギーさん、ありがとうございます。
2コースとも同じ先生なので、先生は一人です。記事を読んでくださってありがとうございます。
(2018.03.07 17:23:09)

モンゴル語…笑   高見眞志 さん
なんで外国語学習が需要と結びつくのでしょうか。 現地に行かずともマイナー言語を勉強するのが趣味な人はたくさんいます。そういった方々がターゲットの講座でしょう。まだまだわかってないですね。 (2019.05.05 21:09:59)

Re:モンゴル語…笑(03/05)   モンゴル2008 さん
高見眞志さん、ありがとうございます。
なるほど、そうかもしれませんね。ですが、ここでご紹介したモンゴル語の講座は残念ながら予定最低人員の半分も集まりませんでした。難しいですね。
(2019.05.05 22:45:04)


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