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カテゴリ:日本とモンゴル(文化・交流)
今日の新聞の広告欄に「高専DCON2020」(本選)という題名の企画が出ていました。
これは全国の高等専門学校生が参加するディープラーニングコンテストに関して周知する広告です。既に一次、二次審査を通過したチームが、8月22日の本選に望むというものです。 その参加校は以下の11チームです。 最後のモンゴル3高専連合は唯一の海外からの参加チームです。具体的には、モンゴル工業技術大学付属高専、モンゴル科学技術大学付属高専そして新モンゴル学園高専の3校からの選抜メンバーよのことです。 日本の高専生は非常に高い技術レベルを持っており、トヨタなどの大手製造業にとっても採用したい学生が多いことでも知られています。恐らく一次、二次審査で多くの高専と競い合った中で勝ち残った優秀な高専生なのでしょう。そこにモンゴル代表も入るわけです。 なぜここにモンゴル代表が?もちろん、理由はわかりませんが、私なりに2つの推測ができます。一つは、この大会の後援には「全国高等専門学校連合会」があります。高専は今後海外展開も視野に入れているようですが、その第一号がモンゴルのこの3校なのです。(2014年開校) ちなみにその後、タイにもできたようです。なので、この海外第一号高専を入れたかったのではないかということが推測できます。 もう一つがスポンサーによる推薦です。この大会は、大手企業6社による特別協賛によって成り立っていますが、そのうちの一つがKDDIです。これはモンゴル最大の携帯電話会社(かつモンゴル最大企業の一つでもある)モビコムの親会社です。なので、KDDIからの推薦ということも十分に考えられます。 この大会の実行委員長は、東大の松尾先生です。現在世界中でAIに関しての研究や事業企画が盛んにおこなわれていますが、日本でのAI研究の第一人者と言えば、この松尾先生が一番有名でしょう。 実は私も2度ほど、松尾研究室の勉強会的AI研修に参加させていただきましたが、若い研究生やスタッフらが熱い思いでAIによる事業化を目指しているのを目の当たりにしました。 スポンサーにはKDDI以外にもトヨタやコニカミノルタなど、モンゴルに馴染みのある名前もあります。ここで好成績を収め、是非とも研究資金の獲得を目指してほしいものです。 この時勢を考えると、当然東京の会場での全校参加ではなく、ライブ配信での参加のようです。遠いモンゴルも近くの東京高専も同じ条件です。 どんな結果になるのか、楽しみです。モンゴル初のAI事業が生まれることを期待しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.07.23 19:54:06
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