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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2023.06.26
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カテゴリ:モンゴル出張
今日は在モンゴル日本大使館へ行き、ランチをご馳走になりました。

大使館へは何度かお邪魔したことはありますが、日本人の集まりのパーティのような時だったので、あまり良くは覚えていませんでした。ですが、今回は単独(実際にはモンゴル人と2人)でしたので、ゆっくり内部を見ることができました。内部はかなり立派で、確かに正式な晩餐会でもできそうなところでした。

ランチとはいえ、メニューは立派な和食のコースでした。モンゴルにある和食屋さんはいくつか行ったことはありますが、どこも食材集めに苦労しているようで、さすがに日本の和食とは残念ですがかなり違います。ですが、大使館はさすがに食材調達ルートを持っているのでしょう、ほとんどモンゴルにいることを感じさせませんでした。

  • IMG_3182.jpg

ご覧の通り、立派な献立でした。

小林大使がモンゴルに赴任されてから「今度お目にかかりましょう。」と知人を通じて連絡していましたが、コロナ禍で私は行けず、昨年モンゴルに来たときは大使の予定と合わず、今回が初対面となりました。

私の小林大使に対する印象はなんといいますか、モンゴルを包み込むような優しさがあり、モンゴルに対して本当に愛情をもって接しておられるなという好印象でした。歴代の大使の方々(と言っても、全員良く存じ上げているわけではないですが)の中では、もっとも穏やかでモンゴルに対する知識や興味を一番持っている方なのではないかと思いました。

もちろん、モンゴルという国の様々な問題は十分に理解しているうえで、批判よりも応援をするという姿勢に好感が持てました。

大使の入省当時の話を伺った時に、なるほどだなと思うことがありました。外務省へ入られる方は当然、海外へ赴任をすることが前提です。その赴任先に大きな影響を与えるのが、語学の選択です。

大使はせっかく外国へ赴任するのだから、いろんな国へ行って仕事ができるようにと思っていたそうです。入省時には一応希望の外国語を第5希望まで書けるんだそうです。できるだけいろんな国で使える言葉となると、当然ですが英語、フランス語、スペイン語などになるでしょう。

大使は第5希望までモンゴル語とは書かなかったのですが、結局モンゴル語に決まったそうです。当時の大使を知る方によると、「突然決まったモンゴル語ではありましたが、当初からモンゴルに対し非常に前向きに取り組んでいたので、彼はこの仕事(外交官)にも、また、社会人としてもかなり広範囲に活躍できる人」だと感じられたそうです。

通常は、その言葉の当該国へ留学するわけですが、当時はまだモンゴルは社会主義国でしたので、モンゴル語を学ぶためにアメリカにあるモンゴル語を教えられる大学に留学したのだそうです。ですが、当然アメリカの大学へ留学するわけですから英語も勉強しないといけないという状況だったそうです。

それだからかどうかはわかりませんが、モンゴルへは以前に赴任してきたことは当然ありますが、今回、モンゴル大使としてモンゴルに赴任する直前はアメリカの領事館で仕事していたそうです。というわけで、モンゴル語と英語の達人のようです。モンゴル語に関しては、モンゴル人の友人が太鼓判を押していました。

私の方からは、今回の本出版の経緯についてや、日本とモンゴルとの教育分野での交流をもっとできないか、などの話をさせていただきました。

大使と話していて、当然ですが本質的な大使の任務は両国の友好関係を発展させることが第一優先だと思いますが、モンゴルのように比較的良好な関係を持っている国では、より具体的な交流も求められるのだろうと拝察しました。要するに、もっと経済交流を発展させるという使命です。経済交流には貿易もあるし、日本企業の進出、投資もあるでしょう。

今回、モンゴルに来るにあたって乗ったMIATは満席でしたが、それは日本とモンゴルの往来が盛んだからだから、などとはとても言えないと思いました。MIATの東京便は、この6月でもまだ毎日は飛んでいません。週に5便だけです。

それに対して、韓国は何便だと思いますか?聞いてびっくり、なんと毎日5便とかそれ以上で、週になんと65便も飛んでいるんだそうです。これはもう、差があるとかないとかというレベルの話ではありません。

こういう現実を見ると「日本とモンゴルの関係は良好ですね!」なんて喜んでいられないということでしょう。日本企業がモンゴルに来ない理由は、私も長年関わっているので、痛いほどよくわかります。

「市場が小さい」「信用できるのか?」「インフラは?」などいろいろありますが、これらは全て韓国にとっても同じです。以前より韓国パワーの凄さは感じていましたが、こうして具体的な便数の差を聞くと、言い訳ばかりの日本企業は少し情けない気がします。

ビジネスでは難しいかもしれませんが、今年から来年にかけて文化的な盛り上がりは期待できそうです。民放やNHKなどで、モンゴルに関係する番組がいくつか予定されているそうです。この辺を起爆剤にして、せめて往来者数の増加と日本の航空会社の就航に期待したいと思いました。

  • 461314898052513906.jpg

最後に3人で写真を撮らせていただきました。

非常に心地よい、大使館訪問となりました。





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Last updated  2023.06.27 09:02:50
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