叙勲のお知らせ
知り合いから、叙勲のお知らせをいただきました。「天皇陛下に拝謁・・・」のくだりで、思わず愛方と見合わせてしまいました。愛方の親族にも公務員で叙勲を受けた人がいましたが、このようなものははじめてでした。おそらく業者が用意した定型文なのでしょうが、その前時代的な感覚に違和感を覚えました。参考:瑞宝小綬章(ずいほうしょうじゅしょう)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)勲章はひとを等級付けするものとの批判を受けて、勲4等といった名称はなくなりました。それでも、勲章のランクは在職中の職位で決まります。ちなみに彼の義父は某省の事務次官だったので、勲2等、今の瑞宝重光章をもらったと聞いています。公務員にとっては、誠実な職務遂行の証しなのでしょう。とにかく慶事です。参考:明治25年(1892年)7月19日、広瀬宰平(住友総理事)、渋沢栄一(第一銀行頭取)、古河市兵衛(足尾銅山経営者)、伊達邦成(北海道開拓者)の4人が、「民間人」として初めて勲四等瑞宝章を受章した。それまで、勲章は国家のために尽くした者、つまり官吏にしか授けられなかったが、同年賞勲条例が改正され、民間人でも国家のために尽くした者には授与されることとなった。(ウィキ)大河ドラマの渋沢栄一と同じランクです。こんなものも同封されてきました。近くならお祝いにかけつけるところでしょうが、楽天市場で郷土の名産品を贈らせてもらいました。これも勲章ビジネスの一環?余談ながら勤務していた会社の社長は、勲1等旭日・・・というのをもらっていました。経営者としてではなくて、業界団体の持ち回りの会長職としての評価からです。総務部が中心となってお祝いの会を開いていました。一種のゴマすり?もらえなかった人もいましたが、それは彼の在職中のカルテル行為が影響したと言われていました。参考:日本国憲法第十五条1. 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。2. すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。3. 公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。4. すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。 大日本帝国憲法第十條 天皇ハ行政各部ノ官制及文武官ノ俸給ヲ定メ及文武官ヲ任免ス但シ此ノ憲法又ハ他ノ法律ニ特例ヲ掲ケタルモノハ各々其ノ條項ニ依ル第十九條 日本臣民ハ法律命令ノ定ムル所ノ資格ニ應シ均ク文武官ニ任セラレ及其ノ他ノ公務ニ就クコトヲ得