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カテゴリ:人間関係・家族関係
家族関係は、普段の私たちに、どのような影響を及ぼすものだと思いますか?
子どものころの家族関係は、大人になって、そのまま社会性に出るといわれています。それが、仕事での人間関係につながってしまうのです。
そもそも社会性とは何か。どんな関係が影響しているのか。今回は、家族関係が及ぼす社会性を見ていきたいと思います。
人間に備わる社会性とは?社会性を辞書で調べると、 「社会性」=集団をつくって生活しようとする人間の根本性質。本能的なものと考える説がある。社交性。 とあります。
この人間の根本性質は、なぜ生まれたのでしょうか。それは数百年前の狩猟採集時代までさかのぼります。
狩猟採集時代は、周りに危険がたくさんありました。食料を確保するにも、集団で行動しなければなりません。
そのため、自分が所属するコミュニティに見捨てられないように生きることが、人間にとって重要なことでした。その生き方から人間の社会性が生まれたのです。
「もらったら返す」「裏切り者は許さない」「一貫した考えが大切」など、こういった心理は、集団で生活してきた人間にとって本能のようなものなのです。
生活も安全になり、一人でも生きていけるようになったのは、ここ最近の時代です。人間に備わる社会性とは、長い年月を得て、身についた本能に近いものなのです。
家族について向き合っているか?大人になってからの社会性は、家族との関係が投影されたものです。仕事で起きる人間関係のトラブルは、ほぼ家族の問題が投影されたものとして出てきます。
上司とうまくいかないと思ったら、父親、母親との関係を見直す必要があります。先輩、後輩と、問題が起こったなら、兄弟姉妹のつながりがポイントです。
一人っ子の場合は、友達と上手につながっているかどうかです。友達とうまくつながれる人は、兄弟姉妹との関係がうまくいっている人と同じで、職場での人間関係もうまくいきます。
その人の社会性とは、どれだけ上手に年上や年下の人とつき合ってきたのかの歴史です。家族とのつながりを、もう一度見直すことで、うまくいかない上司や先輩、後輩、取引先の人たちとも、強い絆ができるようになるかもしれません。
「家族との癒やし」というのは、一生のテーマです。人間関係でのトラブルを解決しようとしたら、あなたの元の「家族との癒やし」がテーマになってきます。
大元の原因が解決しないと、たとえ目の前のトラブルは解決できても、また別の課題(=トラブル)が出てきます。人間関係に困ったら、家族関係を見直す必要があるのです。
これまでの家族関係がいまの社会性いい換えると、いまある人間関係や社会性は、これまで培ってきた家族関係だといえます。
家族とは、不思議な存在です。つながっていると幸せを感じやすく、そうでないと、不安、イライラ、怒りを感じやすいものです。
両親の仲がよくて、家族もしょっちゅう連絡を取り合うような環境で育った人は、自然と「自分もこういう家族をつくりたいな」と思うようになるでしょう。
両親の仲が悪くて、子ども時代に楽しい思い出がない人は、結婚することや子どもをもつことに否定的になりがちです。
子どもがやることすべては、親の鏡なのです。子どもは親がコソコソやっていることに憧れたりもします。
家族関係を見ることで、社会性や人間関係を見直すことにつながります。よりよい人間関係をつくっていくためには、家族との関係を癒やすことが必要になるでしょう。
いかがだったでしょうか? 今回は、家族関係が及ぼす社会性を見てきました。
人生の大きな悩みとして出てくるのが、仕事上の人間関係です。それは、家族関係がつくりだした社会性だといい換えれるでしょう。
この家族関係と向き合い、癒やしていくことが、よりよい人生にしていくことだと思います。うまく癒して、よい循環を生んでいきたいですね。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考文献】 20代にとって大切な17のこと [ 本田 健 ]20代にとって大切な17のこと(きずな出版)【電子書籍】[ 本田健 ] 【創生陸玖の小説集@note】
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Last updated
2021/07/02 09:01:45 PM
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