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創生陸玖の『Learning Journey』

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2021/08/24
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 今回は、ジョージ・レナード著『達人のサイエンス』を読み終えたので、簡単にまとめたいと思います。

 

 この本では、「プラトー」という言葉が出てきます。プラトーとは、成長が伸び悩んでいる時期で、成長曲線が水平になっている状態のことです。つまり、練習してもレベルアップしていないと感じる時期です。

 

 結果を出すためには、どんなことでも継続が必要です。今回は、学習高原と呼ばれる「プラトー」を愛することについてまとめていきたいと思います。

 

成長曲線とは?

 何かを習得するとき、必ず練習が必要になります。そして、練習をすると技能が身についていきます。スポーツをイメージして見てみるとわかりやすいのではないでしょうか。

 

 この成長するステップである「成長曲線」は、特徴的なリズムを持っています。初めて技能を学ぶ場合、短期間に上達のスパートがあります。ドラクエで言うと、最初のほうはレベルがすぐ上がるようなイメージです。

 

 そして、その直後は、直前のプラトーより少し高めのプラトーに向かってゆっくりと下降していきます。

 

 技能を身につけるためには、かなりの時間をプラトーで過ごさなければなりません。これによって、あきらめる人も出てくるのです。プラトーの間は、たとえ先が見えなくても、練習を続けなくてはならないし、それが何かをマスターする旅の事実なのです。

 

プラトーを愛するとは?

 何かをマスターするには、自己の技能を磨き上げ、次の段階の能力を得ようと練習しなければなりません。それは、かなりの時間をプラトー(学習高原)で過ごすことになります。

 

 何かをマスターするためには、プラトーとのつき合い方を上手にしなければなりません。それでは、プラトーを好きになるためには、どうすればいいのでしょうか?

 

 プラトーを愛するとは、永遠の「今」を愛することです。必ず訪れる上達のスパート(短期間の上達)を楽しみ、達成という幸福を味わうことです。

 

 そして、スパートの後はすぐに次のプラトーが待っています。訪れる次のプラトーを澄んだ気持ちで受け入れることが、プラトーを愛することであり、自分の人生における本質的で永続的なものを愛することなのです。

 

 未来への目標(未来への依存性)は、重要なことですが、それらは感覚世界である未来や過去に存在しています。しかし実践、成長とは、過去でも未来でもなく、あなたの五感を通して、ただ「いまここ」に存在するのです。

 

継続できない理由とは?

「よし! マスターするぞ!」

 

 っと意気込んでも、継続できる人と継続できない人が存在します。それは、どうしてでしょうか?

 

 継続ができない理由、つまり決意がくじける理由は「ホメオスタシス(恒常性)」にあります。

 

「ホメオスタシス(恒常性)」は、人間の持つ性質で、自分を一定に保とうとする性質のことです。例えば、人間の体温を一定に保とうとすることです。

 

 ホメオスタシスはどんな変化にも抵抗します。この性質により、人間は変化を嫌い安定を好みます。人間の脳は、「快」か「不快」かで判断し、すべては好き嫌いで決まるのです。

 

 ここで「ホメオスタシスに対処するための3つのポイント」を見てみましょう。

 

①自分のホメオスタシスに気づく

②規則的な練習を構築する

③生涯、学び続ける

 

 ホメオスタシスに対処するためには、まず「①自分のホメオスタシスに気づく」ことです。変化に抵抗している自分自身との関係を調整することが必要です。

 

 そして、「②規則的な練習を構築する」ことが必要です。ここでは、「規則的な練習を構築する2つのテクニック」を見てみましょう。

 

・習慣レバレッジ

・イフゼンプランニング

 

「習慣レバレッジ」とは、既にある習慣に新しい習慣をつけ加えていくテクニックです。例えば、「歯磨きしながらスクワットする」や「通勤しながら音声教材を聞く」などです。このような「ながら手法」のことを習慣レバレッジと言います。

 

「イフゼンプランニング」とは、「こうなったら、こうする」と条件と行動をあらかじめ決めておくテクニックです。例えば「昼食をした後は読書する」「20時になったら腹筋を100回する」など、「この条件にこの行動」と決めておくことで、行動する可能性が上がる技法です。

 

 また、イフゼンプランニングを「タバコを吸いたくなったら、ジョギングする」のように、「やめたい行動」に応用ができます。他にも、「タバコを奥の方にしまう」などのように、行動を起こすためのステップを増やすことも「やめたい行動」に応用できます。

 

「③生涯、学び続ける」ことは、学ぶことは変わることでもあります。最高の学びは、「自分が変わる方法」を学ぶことです。生涯学び続ける人は、ホメオスタシスへの対処を学んできた人でもあるのです。

 

 このように継続するためには、ホメオスタシスを理解し、対処しなければなりません。けれども、ホメオスタシスがよく働いている状態が「健康」でもあります。普段の正常値に保とうとする働きは、人間が健康に保とうとする働きなのです。

 

 何かが変化すれば、全体も変化しなければなりません。妨害や邪魔をされることは、単純にホメオスタシスの作用にすぎないのです。

 

継続するときに役立つ5つのこと

 継続したいことが習慣になれば、こっちのものです。それは、決まった行動パターンを繰り返すことが、脳のエネルギーを節約することになるからです。

 

 ここでは、「継続するときに役立つ5つのこと」を見てみましょう。

 

①健康の維持

②ポジティブ思考

③「いまここ」の理解

④思考の循環

⑤仲間

 

 まずは「①健康の維持」です。エネルギーを得るためには、健康が必要です。そのために、適度の運動や快適な睡眠習慣が大切となります。

 

「②ポジティブ思考」は、マイナス要素を知った上でポジティブな考えは継続に役立ちます。それは、ネガティブな部分に振り回されないことにつながるからです。そのため、ストレス管理などを整えることが必要になります。

 

「③『いまここ』の理解」は、プラトーを愛することにつながります。未来や過去に気を取られすぎず、「いまここ」を感じることです。「瞑想」などを取り入れると効果的です。

 

「④思考の循環」は、ホメオスタシスに対処するためには、学び続けなければなりません。そのために、インプットとアウトプットを繰り返し、「考えること」である思考の循環が、継続には役に立ちます。

 

 最後の「⑤仲間」は、次のアフリカのことわざを見てもらえれば、継続に役立つことがわかるのではないでしょうか。

 

『速く行きたいなら、一人で行きなさい。遠くへ行きたいなら、みんなで行きなさい。』

If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.

 

 以上の5つが、「継続するときに役立つこと」でした。何かをマスターするためには、継続を上手にしていくことが必要でしょう。

 

 

 いかがだったでしょうか? 今回は、「プラトーを愛すること」、そして「継続」についてまとめてきました。

 

 最後に『達人のサイエンス』を読んで、印象に残ったことを2つ紹介します。

 

・人生は「習慣・練習」であり、終わりなき学びの旅であること

・人生に無駄はないこと

 

 スポーツでも、少しずつ上達してくると、楽しくなってくるものです。その練習する過程が人生だといいます。

 

 そして、あらゆる行動や考えは、無数の糸によって結ばれており、すべて1つで交わっているそうです。それは、「いま」となって現れていくのでしょう。

 

「継続」とは「学びの旅」でもあるのですね。また今日から、進んでいきましょう。

 

 

 それでは読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

【参考文献】

・達人のサイエンス 真の自己成長のために [ レナード,G.(ジョージ) ]








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Last updated  2021/08/24 07:30:05 AM
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