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創生陸玖の『Learning Journey』

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2021/09/28
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 前回は、「子どもの立場から家族関係を癒やす方法」を見てきました。今回は「親の立場から家族関係を癒やす方法」を見ていきます。では、いってみましょう!

 

親子関係の距離感とは?

 身内に優しくできないという悩みを抱えている人がいます。身内に優しくできないのは、どうしてでしょうか?

 

 それは「距離感が近くなる」からです。人間関係にとって距離感は大切な感覚です。

 

 例えば、相手と距離があると客観的に観察できます。けれども、相手との距離が近くなるほど客観的に観察できなくなります。毎日、日常的に見ていると、気づかなかった相手の悪いところがどんどん見えてくるのです。

 

 心理学の概念に「ヤマアラシのジレンマ」というものがあります。これは、極寒の中の2匹のヤマアラシの話です。

 

 2匹のヤマアラシは、寒さのなか、体を暖め合うために体を寄せ合いますが、近づきすぎるとお互いの「針」が相手に刺さって、痛みを感じます。2匹は近づいたり離れたりしながら、お互いに傷つかない、ちょうどいい距離をみつけて、暖を取るのです。

 

 これは、人間も心理的な距離が近すぎると傷つけあうことを教えてくれます。適度な距離感が重要だということは、親子関係、夫婦関係など、人間関係全般においていえることなのです。

 

親子関係はどう影響するのか?

 子どもと親との関係は、親とその親との関係をコピーして起きていることが普通です。親が努力をしなければ、同じことが子どもに起きます。そして、その子どもの子ども(孫)も同じような関係になり、連鎖が続いていくのです。

 

 人間は心理的に、自分を守る反応として自分が受けてきたことを、他人に対象を置き換えて発散するという働きがあります。子育てでも、親から受けてきたものを子どもにしてしまうのです。

 

 例えば、ストレスフルになり余裕がないときに感情的になってしまうのは、自分の母親と同じ反応をしている可能性があると言われています。他にも同じような心理で、職場や学校で上司や先輩から受けてきたことを、同じように部下や後輩にしてしまうことです。

 

 すべての子どもは、ヒーラーの存在です。子ども自身は、親の抑圧した痛みを引き出す存在なのです。親が、その親から子どもの立場として受けてきたことを、子どもの存在によって引き出されているのです。

 

 子どもは親の素晴らしいところと、ダメなところを一番知っている存在です。子どもに甘えるか、それとも親は親自身の癒しをするのかは、親自身が決断することでもあります。

 

 つまり、親子関係の連鎖を変えていきたければ、親が努力をしなければいけません。それでは、親はどのような「努力」をすればいいのでしょうか。

 

「親の努力」とは?

 前述したように、親が努力をしなければ、同じような親子関係が連鎖していきます。それを望まなければ、何をすればいいのでしょうか?

 

 ポイントは2つあります。それは「親が自分自身を癒すこと」と「親も完璧ではないことを子どもとシェアすること」です。

 

 多くの親は、感情的になったり子どもを感情的にコントロールしようと爆発したりするものです。親は、それに甘えるかどうかになります。「マイナスな部分」や「親の心の現状」を伝えて、家族で癒していく時間をつくってみることが必要なのです。

 

 子育てで一番大事なことは、子どもに「自分はこの世界にとってプラスの存在だ」「何をしていなくてもただ祝福なんだ」と上手に思ってもらうことです。自分がプラスの存在なのか、マイナスの存在なのかは、その人のセルフイメージで決まります。「自分が生まれてきたよかった」と、その感覚が体の中にある人は、「自分はプラスだ」と信じることができるのです。

 

 それを伝えるためには、まず親であるあなた自身が実践しなくてはいけません。そのために「親が自分自身を癒すこと」が必要なのです。

 

 親が子どもだったときの立場で、たどっていくと「自分が生まれてきたのに、お父さんとお母さんは完全に幸せではない」という姿を見たところからスタートします。「自分のせいで2人が不幸なんだ」と思い込んだところから親(ここでいう子ども)のセルフイメージが始まっているのです。

 

「私は生まれてきて良かった」「私は価値がある」と思えることが自分自身を癒やすことになるのです。そして、親子の関係で子どものセルフイメージが決まるのです。

 

 親子関係にネガティブな感情を持つことは誰にでもあることです。親子関係に素直に感謝できる人は少ないといわれています。それを受け入れた上で、親子関係に感謝することが、あなた自身の癒しとなるのです。

 

 

 いかがだったでしょうか? 今回は「親の立場から家族関係を癒やす方法」をまとめてきました。

 

 家族関係は、距離が近いため、ネガティブな感情も大きくなりがちになるのかもしれませんね。家族関係というものが、人間関係の土台にあることが、よくわかるのではないでしょうか。

 

 さあ明日は、「親から子に与えるもの」をもう少し詳しく見ていきたいと思います。お楽しみに!

 

 

 それでは読んでいただき、ありがとうございます!




【参考】

・Ken Honda 本田健

・精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル

・精神科医が見つけた3つの幸福 [ 樺沢紫苑 ]






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Last updated  2021/09/28 07:30:07 AM
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