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創生陸玖の『Learning Journey』

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2023/05/17
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カテゴリ:学びまとめ

前回、前々回と『漫画 サピエンス全史 人類の誕生編』を読んで、そこで気づいたことをまとめてきました。

 

今回は「狩猟採集社会の多様性」ということをフォーカスしてまとめたいと思います。そして、最後に全体的なまとめをしていきたいと思います。では、いってみましょう!

 

認知革命によって多様な社会になった?

認知革命の主な遺産の1つは、言語や文化が、何千、何万と存在したことです。虚構を生み出す能力のおかげで、創り出される想像上の現実は、集団ごとに千差万別になりました。

 

農業革命が起こる直前、世界には500万~800万の狩猟採集民が、何千、何万もの部族に分かれて住んでいました。狩猟採集社会は、ものすごく多種多様だったということです。

 

これが、狩猟採集社会の重要なことであり、とくに目立つ特徴でもあります。狩猟採集社会は、地域ごとに違うだけではなく、同じ地域のなかでも、言語や文化、規範や価値観が、ばらばらだったのです。

 

たとえば日本でも、北海道と沖縄を大昔の視点で見てみると、たぶん同じ言語ではなかったはずです。アイヌ語と琉球語は、たぶんほとんど違うのではないか、と想像できるわけです。

 

言語が違うのであれば、この2つの集団は、社会、政治、また家族構成、タブー、宗教なども違うものになってきます。そうなると、大昔の狩猟採集民のあいだでも、民族的・文化的な多様性は、きわめて大きかったと考えるほうが自然です。

 

狩猟採集民の選択肢の幅はずっと広かったはずです。認知革命以降、サピエンスにとって、唯一の自然な生き方というものはなくなったと言われています。それは、ぼうだいな選択肢の中から、文化的に選びとるものになったからです。

 

では、これからのサピエンス(人類)の「自然な生き方」とは、いったいどんなものになっていくのでしょうか?

 

『サピエンス全史』とは?

『サピエンス全史』は、人間の進化、農業革命、帝国の興亡、科学と技術の進展など、人類の重要な節目を取り上げています。その中で、社会や文化の形成における信念や虚構の役割を強調しています。

 

著者のユヴァル・ノア・ハラリは、言語や、共有のストーリーテリングの能力が、人間を他の生物とは異なる存在にした、と言います。それが、法律、宗教、経済システムなどの法的虚構をつくりだし、人間社会の基盤となったのです。

 

ハラリ氏は、人類の進化が新たな段階に入りつつあると主張しています。サピエンスが自然の摂理に従って生きる存在から、技術や科学の進展により、より進化した存在であるホモ・デウスに変容しつつある、と言っています。

 

『漫画 サピエンス全史 人類の誕生編』を振り返る

いかがだったでしょうか? サピエンス全史の漫画版を簡単にまとめてきました。

 

ポイントを3つにまとめると、「認知革命」「虚構」「多様性」と言ったワードにまとまると思います。認知革命によって、虚構が生まれ、そしてそれが、いまの社会を生んだのだと言えるでしょう。

 

以前のブログで、「認知バイアス」についてまとめましたが、結局、認知バイアスも人間が作ってきたものなのです。作ったのならば、つくりかえることもできるはずです。

 

そして、狩猟採集社会は、どうやらだいぶ多様社会だったようです。いま世の中では、多様性、多様性、と言っていますが、もともと人類は多様だったのでしょう。では、そこに問題が生じるのは、なぜでしょうか? 私たちの繋がり方に問題があるのでしょうか?

 

無理に一つになろうとしない、という選択肢もあると思います。ヒヒ、ゴリラ、オラウータン、チンパンジーと、それぞれにそれぞれの暮らし方があるように、人間にもそれぞれのライフスタイルがあるのです。

 

このブログ記事をまとめている最中に、中野信子さんが講演している動画を見ました。そこで中野さんは、「人類にとって今が大事な時期」ということを言っていました。

 

サピエンスの自然な生き方は、まだ発展途上なのかもしれないですね。そして、その自然な生き方に向かって、いまが大事な時期なのでしょう。

 

 

それでは読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

【関連記事】

・(YouTube動画)-福武教育文化振興財団設立35周年記念講演 中野信子氏講演会「アートは人を耕す」(2023/3/4)

 

【参考文献】






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Last updated  2023/05/17 07:30:07 AM
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