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カテゴリ:愛について
つねに私たちは、選択権を持っていると言えます。「愛」を選んでいくのか、それとも違う選択をしていくのか、と私たちは選んでいけるのです。
意識的に愛を選択していくことが、愛で生きるということです。そのために、まず知っておきたいのが、「ゆるし」というものです。今回は、この「ゆるし」というものにフォーカスしていきたいと思います。
「ゆるし」とは、過去を手放すことゆるしとは、過去を手放すことです。ゆるしとは、誤ったものの見方を、修正する手段となります。誤った見方を修正する方法は、「他人が自分にしたこと」「自分が他人にしたと思っていること」をすべて手放すことです。
ゆるしとは、多くの人が教えられてきたこととは違います。ゆるしとは、自分が気に入らない相手の行動を我慢したり、大目に見たりすることではありません。また、ゆるしは上に立って行うことでもありません。
ゆるしとは、自分の解釈を修正することです。ゆるしは、ものの見方を変える手段です。そして、怖れや、人を裁く心、不平などを、手放す手段です。ゆるしは、「人は互いに分離されている」といった考えを正してくれます。
手放すこととは、自らの選択です。その選択で、「忘れる」というプロセスを通して、過去を再現する必要がなくなります。そうすることで、現在を心から受けとめることができます。見方を修正できるのは、今でしかありません。
「ゆるし」とは、決意することゆるしとは、「もう私は自分を痛めつけることはしない」と決心することです。ゆるしとは、
・苦しまないという決意をすること ・裁きの心を捨てると決意すること ・他人と自分を傷つけるのをやめると決意すること ・怒りと怖れの循環を断ち切る決意をすること ・幸せになると決意すること
ゆるしとは、人間にとって息をするのと同じように大切なことです。ゆるしとは、思いやりにつながる橋であり、心のやすらぎと平和な世界につながる橋なのです。
ものの見方に愛が映し出されていなければ、ゆるしが、誤った見方を修正する手段になります。忘れるべきことは忘れ、怖れのフィルターを外す手段となるのです。
ゆるしとは、「愛に生きるための手段」もし、ゆるさない心を持っているならば(自分以外の誰かに非があると考えること)、自分の罪悪感と、無価値感を強めることになります。
心のやすらぎは、ただありのままに相手を受け入れることから生まれるものです。本当に相手を受け入れるとき、人は決して要求も期待もしません。
他人を変えようと望むことから、心のやすらぎは生まれません。心のやすらぎは、ゆるしを実践したときにだけ訪れ、そのときにしか得られないのです。
怖れや罪悪感と、愛は共存できないものです。ゆるしのプロセスによって、過去の解釈から解放され、いま自由に生きる可能性を取り戻しましょう。ゆるしを通してのみ、罪悪感と怖れから解き放たれるのです。
ゆるしの力で、相手の中にも、自分の中にも、愛だけを見出すことができます。他人をゆるせば、自分をゆるすことになるのです。
この世界に存在する唯一の現実は愛であると、いつも自分に言い聞かせてみましょう。愛だけを感じ取れば、幸福を経験できるということがわかりはじめるのです。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。 【参考文献】 ・愛とは、怖れを手ばなすこと 今をよりよく生きるために (サンマーク文庫) [ ジェラルド・G.ジャンポルスキ ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/02/19 07:30:08 AM
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