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カテゴリ:家呑み
前回放置したままになった「揚げ玉ねぎ」の話を蒸し返しますが、まあ最初に思い付くのがオニオンリングですね。先般ももちろん念頭にあったのです。
ところがWikipediaを見ると以下の記述があります。 「オニオンリング (onion ring) は、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、およびアジア、ヨーロッパ本土、ラテンアメリカの一部で一般的に見られる前菜または副食の一種である。」 あらあら、ほぼ世界中で食べられてるってことなんでしょうか。にしてもロシアってヨーロッパ本土に含まれているものなんだろうか。以下に丁寧な説明がありました。 https://www.teikokushoin.co.jp/high/faq/detail/126/ ってことは、ロシアにもオニオンリングがあるってことですかね。でもチェーホフは、1860年生まれで1904年にはもう死んでいます。Wikipediaのオニオンリングの歴史に関する解説では、その普及はせいぜい20世紀初頭のアメリカで、ロシアでは現在のバッター益をまぶして揚げるスタイルは採られていなかったと思うのです。「1802年のJohn Mollardの料理本「The Art of Cookery Made Easy and Refined」」にその原型となるレシピも掲載されているようですが、ロシアで読まれていたとは思えません。そうなるとチェーホフの「揚げた玉ねぎ」がオニオンリングである可能性は非常に低いと思われます。さてさて困ったことになったなあ。しかし続きは長くなりそうなので次回の玉ねぎ特集へと持ち越すことにするのでした。まだ手付かずの玉ねぎ20Kg近く残っているので近日公開となるはずです。 オニオンリング 【材料】 玉ねぎ(横1cm幅) 1個/サラダ油 大さじ2/【衣】薄力粉・水 大さじ3/片栗粉 大さじ2/マヨネーズ 大さじ1/顆粒コンソメ 小さじ1/にんにく・塩 小さじ1/2 【作り方】 1. フライパンにサラダ油を熱して【衣】をくぐらせた玉ねぎを両面焼く。 話題に沿ってまずはオニオンリングから。といってもバッター液をくぐらせて揚げる式の本格的なものではなく、粉を振って揚げ焼きしただけ。正式のものとはかなり違って仕上がりですが、これでもまあそこそこ美味しいからこれで我慢なのだ。 丸ごと玉ねぎのコンソメ煮 【材料】 玉ねぎ(電子レンジで600W5分) 2個/スモークチキン(一口大) 50g/水・顆粒コンソメ・塩・砂糖・胡椒 適宜 【作り方】 1. 鍋に全ての材料を入れて煮る。 あらあらこんなの作ってたんですね。ちっとも覚えがないです。覚えはなくても食べさせたら好評だけだったことは記憶にあるなんておかしなものです。 玉ねぎ丸ごとデザート 【材料】 玉ねぎ 1個/バター 5g/グラニュー糖 適宜 【材料】 1. 耐熱皿に玉ねぎをのせてオーブンで200℃25分加熱する。バター、グラニュー糖をのせて200℃20分加熱する。 2023/10/21 岸優太氏なる人のレシピ。これは思い切ってもっとたっぷりとグラニュー糖をまぶすべきでした。デザートとあるけれどこれは肴です。 玉ねぎとアンチョビのパスタ 【材料】 パスタ(茹でる) 80g/玉ねぎ(薄切り) 3/4個/アンチョビ 2枚/バター 15g/塩 4.5g 【作り方】 1. フライパンに玉ねぎを入れて蓋をし、蒸し焼きにする。アンチョビ、バター(10g)を加える。茹で汁(80ml)を加える。パスタを③に加える。皿に盛ってバター(5g)を飾る。 【備考】 dancyu 「バターのコクが効いた"玉ねぎとアンチョビのパスタ"」 https://dancyu.jp/recipe/2022_00005546.html dancyuでパスタレシピを数多く公開しているハヤシコウ氏ですが、この人のレシピはいつも非常にシンプルなのが楽しいです。本場風を装いながらなんでもありじゃんってツッコミたくなることも少なくないけど、呆れるきらいに単純なこんなレシピは大好きです。これもまた予想を裏切らぬ旨さと味でありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/11/23 08:30:09 AM
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