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カテゴリ:芸術、美術
松江の焼き物、「袖師焼・そでしやき」の花入を見つけました。
この花入れは、袖師焼の3代目・尾野敏朗さんの作品です。 現在は5代目が、島根県松江で続窯されています。 尾野敏郎という陶工は、1931年民芸運動に参加、柳井宗悦・河井寛次郎、バーナードリーチらの指導を受け、日用品としての陶芸を目指しました。 1958年ブリュッセル万博にて、陶芸部門グランプリを受賞している名工です。 何故、これが我が家にあったのかは不明ですが、物置を片付けていた時に偶然見つけました。 幸いにも説明書が残っていたので、これが尾野敏郎の袖師焼である事が分かりました。 最初に見た時に、何ともモダンなデザインで、ありきたりの作品でない事は、素人の私にも分かりました。 岡山には備前焼という釉薬を使わない、素朴な焼き物があり有名です。 私も好きで花入れなどを購入して、頂いた湯呑などは日常で使っていますが、素朴でお茶を飲んでもコーヒーを飲んでも、何とも言えない味わいがあります。 日本各地には、それぞれに様々な焼き物があり今回の袖師焼も、この花入れが偶然見つかるまでは知らない陶芸でしたが、優れた陶工の作品に触れると、何も知らなくても良い物は無言で、我々に話しかけて来るという事が、本当に良く分かりました。 これから、大切に使っていきたい思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/05/02 09:29:17 PM
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