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おじなみの日記

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2013年11月01日
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カテゴリ:映画
ミヤコ蝶々さんが出演してる映画です。
ミヤコ蝶々さんの役は神戸福原のトルコの経営者!
「男はつらいよ」の寅さんの母親役の時はラブホテルの経営者^^
本人はこのような役を演じるのが好きなようです。
強欲で汚れた中に最後に清い物を感じさせる芝居が好きだったそうです。
ホントにその通りで蝶々さんの芝居は最後に清い心を感じさえてくれます。
吹けは?飛ふ?よな ミヤコ蝶々.jpg

この作品でもミヤコ蝶々さんの芝居は最高です!
監督は山田洋次さん。
ミヤコ蝶々さんの出てる所だけ飛ばしながら何度も観てしまう。
他にも上方柳次・柳太さんも出演。出番は少しだけですが、強烈な存在感で
スクリーンを圧倒しています。
上方柳次・柳太

作品としてもかなりおもしろい。
どうしてもミヤコ蝶々さんだけが気になってそこばかり観てしまうけど、
全体のストーリーも凄くおもしろい。

吹けは?飛ふ?よな 1.jpg

チンピラのサブ(なべおさみさん)は大阪で兄貴分達とブルーフィルムに
出演させる女性を探している。
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弟分ガス役の佐藤蛾次郎さん、兄貴分の鉄役の芦屋小雁さん
大阪駅で家出娘を見つけようと張り込んでる。
そこに九州から出て来たばかりの緑魔子さん演じる花子が現れ、
3人にだまされ六甲山へブルーフィルム撮影に連れて行かれる。

吹けは?飛ふ?よな 3.jpg
しかし花子はそんな話は聞いていないと抵抗して逃げ出す。
兄貴分の鉄に捕まった花子は暴力を受ける。
それを見ていた主人公のサブは鉄の頭を石で殴り花子を連れて逃走!
弟分のガスも連れて神戸に戻ってくる。

しかしお金を稼ぎたいサブは花子を使ってツツモタセを始める。
それに引っ掛かった学校の先生役の有島一郎さん
なぜかサブはこの先生を気に入って行きつけのトルコ風呂へ連れて行く。

次にサブは花子を神戸福原のトルコ風呂に売りに行く。
吹けは?飛ふ?よな 4.jpg
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サブのよく通ってるトルコ風呂の経営者のお清(ミヤコ蝶々さん)は
花子を受け入れる。(サブはお清を母親のように慕い甘えている。)
そこへ忘れ物をした先生がトルコ風呂を訪ねて来る。
花子が働いてるのを見つける。

しばらくして花子が先生の家をたずねてくる。
「妊娠していると」話す。
花子がいなくなったのでサブは先生の家に押し掛けて来る。
そこで花子が妊娠している事を聞かされる。
「俺の子だよな?」とうれしそうに聞くが、花子は違うと言う。
自分の子供じゃなく、花子も好きじゃない男の子供だと聞いたサブは
花子に子供を堕胎させろと言う。
しかし花子はカトリックで堕胎させることは禁じられている。

その夜、サブは呑んだくれて神戸の街を歩いていると、別の組のチンピラと遭遇。
ケンカになりナイフで相手を刺してしまう。
警察に捕まったサブが拘置所に入れられる。

花子はサブに何度も面会に行き、サブから「拘置所を出たら一緒に暮らそう」と
告げられる。が、自分のせいで罪を犯してしまったサブを思い、自分を責める。
雨の中衰弱して歩いていると流産してしまう。
そしてそのまま亡くなってしまう。

吹けは?飛ふ?よな 10.jpg
吹けは?飛ふ?よな 11.jpg
ここのミヤコ蝶々さんと有島一郎さんとなべおさみさんの場面は秀逸です!
ミヤコ蝶々さんの芝居の深さにただただ感動するのみ。

サブは花子の遺骨を渡しに九州天草の実家を訪ねる。
その村は古くからキリシタンの村でサブは何かを感じる。
そしてしばらくしてサブは神戸港から船乗りとして南方へと向かう。
見送りにきたミヤコ蝶々さん演じるお清に、自分は実はお清の子供じゃないか?
と聞く。お清を一蹴して笑い飛ばすが哀しい目をしている。

遠ざかる船を見ながらお清は涙をこぼす。

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ミヤコ蝶々の最高の演技でこの場面は何度もウルッとしてしまう。
山田洋次監督が語るには、実の子供ではない設定らしいです。
お清は自分の事を実の母親ではないかと思ってたサブが哀れで愛おしくて
涙をこぼしてしまったと語る。
自分は最初に観た時、お清の子供だったのか・・・と思ってしまったけど。

サブへの餞別にお清はコンドームを一箱手渡す。
この時代の発展途上国は性病で命を落とす事も多かったようで
お清らしい最高のプレゼントだと思った。

この作品はミヤコ蝶々さんと上方柳次・柳太さんを見る事ができる貴重な作品。
やっぱりミヤコ蝶々さんは最高です。
吹けは?飛ふ?よな DVD.jpg





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最終更新日  2019年06月17日 01時31分29秒


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