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おじなみの日記

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2014年11月28日
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カテゴリ:映画
1975年、フェルナンド・アラバール監督作品「ゲルニカの木」
「ゲルニカの木」自体は有名だけど、この映画はあんまり知られてないと思う。
カルト映画の中でも異質な空間を感じる作品です。
今日は2回連続で観てしまった。お酒がすすむ・・・^^;
現実と妄想の世界が交差する映像は何度観てもいろいろ意味が毎回違って捉えられておもしろい。

少し前にDVD化されて今なら手に入ります。
こういうマニアックな映画は一旦廃盤になると、値段が高騰して手に入りにくくなる事もあります。
なかなか観る事が出来なかった作品がDVD発売のおかげでいつでも観られるようになりました。
フェルナンド・アラバール監督作品は他にも2本発売されています!

1936年〜39年までのスペイン内戦時を描いている。
スペイン内戦って聞くと宝塚歌劇を観てる者は花總まりさんの退団公演「NEVER SAY GOODBYE」を
思い出す人も多いと思う。
「NEVER SAY GOODBYE」を最初に観た時、この映画の事をすぐには思い出さなかったけど、
何度か観てるうちに、1本のオリーブの木を象徴としてる場面があって、「ゲルニカの木」と
何となく重なったのを覚えてる。(ゲルニカの木はオリーブじゃなくて常緑樹の一種だけど)
でも、内容的には視点も違うし重なってる部分は少ないと思う。

ファシズム&カトリックVS自由を主張する共和軍
ひどい目にあわされて来た人びとの反キリスト思想も強く映画の中でも表現されている。
たしか「NEVER SAY GOODBYE」の中では宗教の事はほとんどテーマにされてなかったと思う。
その一つ前の宙組公演「炎にくちづけを」はもろにキリスト教への不信も描かれていたけど…

ストーリーはスペイン内戦そのものですが、中にラブストーリーも盛り込まれています。
しかし反乱軍と共和軍の争いが主になっています。
その中で起きる幾人かの物語を描いています。
ファシスト軍は元々の権力者(教会も含む)を巻き込み民衆を制圧して行く。

ケ?ルニカの木 1.jpg

ヒロインのバンダールは山奥でロバと暮らしている。
その日はカーニバルへロバに乗り向かう
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ケ?ルニカの木 3.jpg

権力を脅かされて行く伯爵は民衆への怒りを露にしている
ケ?ルニカの木 4.jpg

ケ?ルニカの木 6.jpg

実際の映像も多く登場します。
ケ?ルニカの木 7.jpg

共和主義の民衆は伯爵の住んでる城を制圧。召使いたちが出ていく。伯爵は学校に逃げ込み
ニュートラルな感覚を持つ教師にかくまわれる。
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カーニバルでバンダールは一人の男と出逢う。しかし名前をお互いが言おうとした所に空襲。
逃げまどう民衆のパニックにバラバラに分かれて行く
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バンダールは1人ロバに乗りラミロ村へ向かう。
ケ?ルニカの木 10.jpg

「No Pasaran」は「奴らを通すな」という意味。
これは宝塚宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」の中でもカッコいいナンバーとして何度も叫ばれています。この映画と同様に民衆が手に武器を取り踊り歌います。
その中で一人、銃を手に立ち上がりソロを歌うラ・パッショナリアとバンダールが少しだぶる。
ケ?ルニカの木 11.jpg
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歴史通りにファシスト軍にこの村も制圧され理不尽な裁判や酷い拷問や処刑が繰り広げられる。
妄想の中のあり得ないシュールな映像が続く
ケ?ルニカの木 14.jpg
ケ?ルニカの木 15.jpg
ケ?ルニカの木 16.jpg

バンダールはカーニバルの日に知り合ったゴヤと二人奇跡的に逃げ出す事ができる。
ラストシーンではダンバールがまるでゲルニカの木のように感じさせる。
ケ?ルニカの木 17.jpg

バンダールが歌う場面もあります。それで和音美桜さんが演じたラ・パッショナリアと重なるのかも^^;
ケ?ルニカの木 18.jpg
ケ?ルニカの木 19.jpg


かなりエグイ映像もあるので、そんなのが苦手な人は観ない方がいいかも。
ブログに載せられそうな場面を選んで載せてるので、もっと凄い映像だらけです。

ケ?ルニカの木DVD.jpg





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最終更新日  2019年06月16日 04時08分26秒


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