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テーマ:今日聴いた音楽(74582)
カテゴリ:昭和歌謡・流行歌・アイドル
1967年11月発売の藤山一郎さんのコンパクト盤。
1967年の時点でコロムビア音源とテイチク音源を同じ盤に収録出来てるのは少し不思議。 時代もかなり離れてる楽曲で構成されてるのもおもしろい。 ![]() A面 1曲目「東京ラプソディー」 作詞 門田ゆたかさん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん 2曲目「青い月の夜は」 作詞 野村敏夫さん 作曲 竹岡信幸さん 編曲 大西修さん B面 1曲目「青い背広で」 作詞 佐藤惣之助さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん 2曲目「鳩笛を吹く女の唄」 作詞 佐藤惣之助さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん ![]() 「東京ラプソディー」 1936年6月発売 このコンパクト盤に収録される「東京ラプソディー」は1960年代にセルフカヴァーでステレオレコーディングされたもの。 どんな曲もだけど、いくら音を厚くして美しい録音してもオリジナルを越せる事はできないと思う。 テンポもゆったりと聴きやすくしていますが、あの少し忙しない前につんのめるようなテンポ感の 「東京ラプソフディー」の方が絶対に良い! 藤山一郎さんの歌唱もクルーナー唱法の美しさをオリジナルの方が実感できる。 コロムビアでもステレオでリレコーディングされていますが、まだそちらの方がアレンジもマシだと思う。 「青い月の夜は」 1948年7月発売 いきなり戦後に飛んでの選曲。 カスタネットも入りスパニッシュな色を加えた曲。 「セニョリータ」って何度も出てくる。 不思議なサビのメロディが印象的でした。「♪踊れ よ〜 歌え よ〜」は頭に残る。 「青い背広で」 1937年3月 このコンパクト盤に収録される「青い背広で」は「東京ラプソディー」同様に1960年代に セルフカヴァーでステレオレコーディングされたもの。 この曲は特にオリジナルの良さを全て壊してるように思えてしまうアレンジ。 バイオリンとアコーディオンのイントロをいきなりミュートしたEギターに変えてしまって 情緒がなくなってしまってる。 テンポもかなり遅くしてるのも違う曲になってしまってる印象。 オリジナルのアレンジと演奏の凄さがよりわかってしまう。 「鳩笛を吹く女の唄」 1932年4月 この曲も1960年代にセルフカヴァーしたニューヴァージョンです。 かなりオリジナルより豪華な編成での演奏になっていますが、オリジナルを超える事はできない。 戦後の飲み屋街で聞こえてきそうな演歌的なアレンジ。 オリジナルは昭和歌謡そのもののアレンジと演奏。 映画「鳩笛を吹く女」の主題歌として作られた曲で、この曲では藤山一郎の名前を使わずに 井上静雄の名前で発売しています。 声を聞けば1発でわかってしまうのに。 この曲ももう1ヴァージョン違うレコーディングヴァージョンがあるようですが、ベスト盤のLPなんかに 収録されてるのだろうか。 このコンパクト盤の4曲は戦前の戦争を思わせない3曲と戦後の明るく生きようとしはじめた時の1曲。 この時期で特に好きな藤山一郎さんの楽曲は「夢淡き東京」です。 渡辺はま子さんとのデュエットの「東京の夜」も不思議に当時の中国を歌ったようなメロディーで東京を 歌ってるのが印象的。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月24日 05時42分36秒
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