カテゴリ:国内旅行
■2017.6.12
■近江八幡水郷巡りをした。■ (▲琵琶パールの養殖場) 「淡海の海 沈く白玉 知らずして 恋ひせしよりは 今こそまされ 」 (万葉集 巻十一 2445) 琵琶パールの歴史は古くは、平安の時代に万葉集で詠われています。 柿本人麻呂が女性の持つ美しさ、優しさ、繊細さを白玉に例え賞賛した歌が現在に残っているように、琵琶湖には古くから 天然真珠が採れていて、万葉の時代から「近江の湖に眠る得も言われぬ美しいもの」として、知られるようになりました。 しかし、1980年代から琵琶湖の水質汚濁などの問題による生 育環境の悪化により、母貝のイケチョウ貝が激減してしまい、現在は養殖場もほんの数軒となってしまいました。 しかし、現在は滋賀県の支援もあり、琵琶パールの養殖を復活させようと滋賀県真珠養殖漁業協同組合が真剣に取り組ん でいます。 ■魚■ (▲写真は、八幡堀の近くの店のウナギを捕る道具「モジ」) コイ、フナ、ウナギまで捕れる。 釣人の姿もあった。 伊庭内湖では魚が取れすぎる時があり、水路にいけすを作って自然の恵みを無駄なく食べる文化が生まれたそうだ。 ■鳥■ その魚を餌にして、沢山の鳥が生きている。 葦の間からなく「ヨシキリ」、水面を泳ぐ「カイツブリ」の親子、「サギ」、「カルガモ」を見た。 琵琶湖は、別名「鳰海(にほのうみ)」という。 鳰(ニオ)とは、カイツブリの別名。 水郷めぐりでは身近に感じられるカイツブリですが、滋賀県の希少種の野生動物としてレッドリストにリストアップされています。 ■植物・葦■(▲奥の背の高い植物が葦。) ヨシまたはアシ(葦、芦、蘆、葭、学名: Phragmites australis)は、イネ科ヨシ属の多年草。 「ヨシ」という和名は、日本の国を『豊葦原(とよあしはら)の国』(日本書紀)とも呼ばれ、更級日記で関東平野の光景を「武蔵野の名花と聞くムラサキも咲いておらず、アシやオギが馬上の人が隠れるほどに生い茂っている」と書き残したように、平安時代までは西では「アシ」と呼ばれていた。 しかしその後「アシ」が「悪し」を連想させ、縁起が悪いとして「ヨシ」となった。そのため「アシ」「ヨシ」の呼び方の違いは地域により変わるのではなく、新旧の違いでしか無い。 *芦は、葦と同じものだというが、芦田愛菜、芦原橋などの場合「あし」という!! *葦簀、簾など今もこの葦を使うが、プラスチックや海外の安い製品に押されている。 *葦は、水の浄化に役立っている。 ■植物・マコモ■(▲手前がマコモ) マコモは池や沼、川岸などの水辺に群生しているイネ科の多年草で、日本では「古事記」や「日本書記」のも登場する。 *■円座■ の材料になる他かつては食用、染料にも使われていたそうだ。 *マコモも水の浄化になっている。 葦やマコモが無くなれば水が汚れる。 魚や貝がいなくなる。 鳥がいなくなる・・・。 水郷は、なにが無くなっても機能しなくなる。 電線もアスファルトもない水郷には昔風の橋が架けられ、時代劇の舞台になっている。 ■2017.6.12 (▲八幡堀・船橋) ■滋賀県・八幡堀とその歴史■ ■時代劇のロケ地八幡堀■ ■八幡堀近くのユニークな店■ ■近江八幡水郷巡り■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2017.06.17 09:02:26
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