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奇   知   外   記

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2024.04.04
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Family 2001.8 月号に掲載されていたものです。
  1. 文鮮明先生御言選集 20010621 - 第三十九回「真の万物の日」敬礼式後の御言(No.1/4)
  2. 文鮮明先生御言選集 20010621 - 第三十九回「真の万物の日」敬礼式後の御言(No.2/4)






文鮮明先生御言選集 20010621 - 第三十九回「真の万物の日」(3/4)



 イエス様が、イスラエル民族を全国巡回したことと同じです。五旬節の聖霊降臨が、実体国家を迎えて始まらなければならなかったのが、霊的国家の出発で終 わってしまったのです。それを蕩減復帰しなければなりません。

 第二イスラエル圏が滅んだことにより、第二イスラ エル圏の勝利は、だれが打ち立てるようになるのでしょうか? それは、イエス様の代身として来られる真の父母によって、初めてその勝利圏が打ち立てられるのである、ということを知らなければなりません。分かりますか?(「はい。」) 

 それで、教会の最高の指導者と国家の最高の指導者を、内を中心にアベル、カインとして一つに結び、第四地上、天上天国解放圈時代に超えていくことを宣布しなければならないのです。それを宣布するための復帰は、外的なものからします。分かりますか?

 それで、きょうは何かというと、その日においての 二十一日になるのです。二十一日です。今年の六月は、蕩減しなければならないすべての内容を中心として整備する時代として一線を引くのです。

 アダムが成し遂げることができなかった二十一日数を超えることができ、万物的基準から心情世界復帰に超えていくので、これを昨年、発表しなければなりませんでした。それで、先生は、昨年の二月二日に、米国の国会で、賞を受けたのです。朱東文氏? (「はい。 」)

 信仰の何ですか? 自由と何ですか?(「はい。『自 由と信仰と家庭」です。」)そこに、「解放」という言葉が抜けています。「自由と解放と信仰と家庭」です。そこで、代表的な賞を受けたでしょう?(「はい。」その日が何かというと、「天宙平和統一」の出発の日です。

 ところが、わたしが「そのことを言いなさい。」と言うと、朱東文氏が気分を悪くして、“なぜ、またこのようなことをするのか?” と思ったでしょう? ”すべて 終わったのに、国会が知れば問題になる・・・・・・”と思ったというのです。 そのときの主催者は、だれですか?  黒人の代表ですが、その人に「何があっても発表しなさい。」と言いました。発表しましたか、しませんでしたか?(「しました。」)

 それがあったので、今年、米国の国会で先生が発表したのです。今から三年目には、その人たちを動員して、“天宙平和大使」として任命しなければなりません。 国家が支援する立場になれば、米国の国会議員,上院議員が、国連に行くことができる上院構造が形成され るのです。何のことか、分かりますね?

 ですから、ここで先生を中心として、米国の三つの伝統的な家庭を結ぶのです。レーガン元大統領、マッカーサー、ブッシュ元大統領(ジョージ・H・W・ブッ シュ)、この三人の家庭が標本です。伝統的な家庭です。 それを先生の家庭と結んで、新しい王権出発時代を宣言しなければならない時が残っているということを知らなければなりません。

 朱東文氏、わたしの言うことが分かりますか? (「はい。」)あなたがしなければ、わたしがします。そ のようにすれば、あなたは ”影” になってしまいます。 わたしは、そのような人です。郭錠換氏と二人で一つになるのです。二人は、アベルとカインの立場にいま す。

 郭錠換氏? (「はい。」) 韓国に行くことが問題ではありません。急がなければならないのです。三年以内にしなければなりません。自分が次期大統領になろうとすれば、わたしの手を借りなければならないというのです。そのときは、「何とぞ、どうか。」と言いながら、屈伏するようになっています。

 アベルができなければ、カインに移されるのです。そうして、民主党と共和党を包括することができる組織をつくります。世界的な平和大使は立てましたが、 国家的平和大使は、国会議員の三倍以上を立てるのです。三倍以上です。国会議員まで入れれば、四倍になります。四数になるのです。

 それをすべて合わせた数から、与党と野党となるか どうかは分かりませんが、二つの群れに分けます。そして、与党の国会議員であろうと野党の国会議員であろうと、平均的に三人ずつ分割して配置し、協助するのです。

 協助した後で、最後には、だれが、よりアベル的なのかということを中心として、切り替えをします。そのような戦略を行うのです。

 先生が言った”統班撃破”や百八十五家庭から三百 六十家庭以上を成していれば、どのような世界でも、 当選して余りある基盤を築いているはずです。

 四十年たっていれば、 とうの昔に、それを築いて余りあるというのです。できていないというのは、自分たちが、それをしなかったから、基盤を築くことができていないのです。わたしは知りません。そのような時が来ました。分かりますか?

 今は、国家にも要員を派遣しなければなりません。 行って、指導しなければなりません。言うことを聞かなければ、引っ張っていって、天の国に入籍させることができるのです。

 国家の入籍をさせようとするので、不可避的に出ていかなければなりません。そのことをするのが、万国の国家を超えた、世界平和のための上院大使です。平和大使を任命するのです。分かりますか? その大使が、今、千人を超えるのですか? (「はい。」) 千二百人を超えなければなりません。ですから、補充しなさいというのです。それを、わたしたちの群れですれば、千二百人を超えることでしょう。

 それを中心として、今後、上院と下院・・・・・・。これが天の側に引っ繰り返るのです。サタン世界が、蘇生、 長成で二倍だったのですが、今では、下院が二倍以上 になったではないですか?  今からは、逆さまになるのです。

 上院が、二倍以上にならなければなりません。分かりますか? 四倍の中から二倍以上を選び出すのは、問題ありません。ですから、教育しなさいというのです。

 昼も夜も、食事をするのを忘れてまでも、その国会議員を思想武装させてから、原稿を書いてあげて、「これからは、自分がすべての責任を持ちなさい。」と言う のです。

 それから経済問題、外交問題、教育問題です。この三大問題は、すべて統一教会の教会員たちに訓練しました。「経済的自立ができなければ、責任者になることはできません。外交能力がなければ、責任者になることはできません。」と言い、それから何ですか?「教育できない者は、責任者になることはできません。」と 言ったのです。

 そのように、今まで国会や国の指導者を教育するための基準を立ててきたということを知らなければなりません。分かりますか?  それは、地獄に行く群れをつくるためではありません。

 国家最高の管理者たちを教育することができる三分野の勝敗を決定しなければ、国を治めることができません。それで、先生は、統一教会の人たちに対して 「経済的自立」と言ったのです。

 それから、外交能力です。何が恥ずかしいのですか?  自分の家が滅び、国が滅び、天地と神様が滅び ようとしているのに、何が恥ずかしいのですか? 自分のような群れは、千人、万人死んでも安い」と思っ て、外交問題を恐れてはいけません。

 それから何ですか? 教育しなければならないでしょう?「原理」のみ言は、自分の目からうみが噴き出す ほど、昼も夜も明かりをともして徹夜しながら、”先生が、この道を復帰するために苦労した、その十倍以上の苦労をしたとしても不足だ” という思いで、「原理」 を学んで、学んで、また学び、子孫までも学び、三代までが学ぶようにしなければなりません。 そうして、感謝の心情が爆発したとしても及ばないものである、という事実を知らなければなりません。 また、恥ずかしく、取るに足らない自らであることを知らずに、それまでいいかげんに接してきた不敬と、 いいかげんに接した不孝と、逆賊の道を行って聖人に 反対し、”聖子” を死の道に追い込んだということと、 そのような悪党の頭になったという事実を知らなければなりません。

 それ自体を、どのようにして、すべて処理してしまうのかというのです。そのような心情でなければ、「 原理」の道を開拓することもできず、従っていくこともできません。分かりますか。分かりませんか?(「分かりました。」

 ここに(マイクを通して)すべて記録されるのです。 きょう、先生がどのような話をしたのかという問題です。

それでは、統一神学大学院 (UTS)の十字架の話 をしてください。(「はい。」)

(梁昌植会長の報告)埈
(引き続き、李京埈鮮文大学校長の報告)

劉大行氏、あなたが出発した後で、事故が起きた現場に行って見たことを話してください。車はめちゃく ちゃになったのですが、人には一つの傷もなかったというのです。

 また、鮮文大学を建築するときにも、長期間、一人も傷つかないように、天がすべて保護しているという 事実を知らなければなりません。この者たち。そうでなければ、たくさんの人が死ぬこともありうるのです。 その話をしてください。簡単に話してください。見たことだけを話してください。

(劉大行総会長の報告)

 北米の「天宙平和統一連合」は、どこですか?  米国の国会です。そこから出発したのです。何のことか 分かりますか?  朱東文氏(「はい。」)そうですか、そうではないですか。今年、また表彰したではないで すか?(「はい。」)何の賞ですか?(「「生涯奉仕賞」です。」)「生涯奉仕賞」です。

 「天宙平和統一連合」創設の二年目の記念日に、国会で数多くの人々を表彰しながら、代表して、わたしが賞を受けました。今から三年目は、問題が大きいのです。 

 ですから、神様が絶対保護することができる時代へ 超えてきたということを知らせるために、このような話をしてあげるのです。分かりますか?

(劉大行総会長の報告)

 きょうは、どのような宣布をすると言いましたか? 「天宙平和統一連合」を公式的に発表するのです。これが三年目です。第一次イスラエル選民は滅びましたが、 キリスト教を中心として第二次選民圏が出発し、第二次大戦以降に再臨主を迎えて、家庭出発とともに世界的祝福を成就していたならば、これがすべて終わっていたのです。

 その時は、全世界に覇権的な国家形態を備え、米国 一色の方向に、すべての国が従っていくようになっていました。ところが、すべてを失ってしまい、四十年間、どれほどの被害を受けただろうかというのです。 第二次大戦以降に、六か国がすべて統一されるべき環境が、この四十年間、すべて怨讐になっていたのです。

 今、米国を追放しようとしているではないですか? NATO(北大西洋条約機構)やあらゆる経済分野で も、国連からも追い出されたではないですか? 人権委員会から排除されるような立場にいます。そのように、地に落ちたのです。完全に失ってしまいました。 それでは、今後の伝統的歴史を、だれが調整することができるのですか?  統一教会という教会は、今まで反対されてきましたが、今では好きでも嫌いでも、 与党と野党が、統一教会の文総裁にしがみつかなければならないようになっています。しがみつくことができない政党は、墜落するというのです。

 韓国も、そのようになっていて、日本もそうです。 米国が、そのような選挙圏で勝利すれば、日本自体も、その影の下に包括されて生き残らざるをえないのです。 与党と野党の世界的結実体が、共産主義と民主主義なのです。

 皆さんが ”原理観” で知っているように唯物論と唯心論、天を否定するサタンと神様の戦争がすべて終わり、今まで、その余力を中心として、残党たちが日本を中心に活動しているのです。それもエバ国家です。 

 日本を中心として、失ってしまった世界のリベラルな主権と、ソ連(当時)と中共を含めて、世界に三十 数か国あった共産圏を、今、再び編成しようとしているのです。その影響が、再びロシアと中共、フランス、 ドイツまで及んで包囲してきています。

 ですから、今後、米国がどのようにしなければならないのかということは、非常に重大な問題なのです。 民主世界を立てて、共産世界を消化することができるでしょうか?

 宗教と政府が、怨讐の立場に立って、統一することができないので、超宗教権限、超宗派権限をどのように連結して、世界の中心国家の命脈を維持していくのでしょうか?

 人間同士で結成した世界のトップは、永遠ではありません。最後には、転がり落ちていくか、そうでなければ、なくならなければなりません。 しかし、それが天を中心として連結されるときには、 ここから新しい世界に帰っていく出発をすることができるのです。それを基準として先生は、米国で三十年間、勝利の基盤を築いてきたのです。

 イエス様が、三十四歳でローマに対抗できる勝利の 基盤を築くことができなかったことを蕩減復帰できる年限を中心として、今まで三十年間、迫害を受けてきました。

 三十年を中心として成すべきことは何かというと、 宗教圏を動かして、政府圏まで連合運動をしなければ ならないということです。そのような準備をしなければなりません。その準備をして、今年に入って・・・・・・。

 先生の八十代の限界を中心として、霊界と肉界の全般的な環境的条件をすべて準備したのです。その準備された国と、天の国と地上のサタンの国、百九十三か国に分立した国連加盟国を、どのようにして一つの国にするのかということが問題になります。

 そこで、国連を中心として最高の祝福基盤を築いておかなければならず、米国において国家と宗教を連合しなければならず、国連と宗教を連合した、そのような基盤が霊界まで門を開かなければなりません。

 それで、霊界の聖人たちを糾合し、先生の家庭の祝福を受けた興進君を中心として、四人の息子、娘を中心として全員を祝福してあげ、四大聖人を中心として 連合的基盤を築いたのです。エデンの園で一人の女性を中心として、三人の天使長が分かれたように、先生の家庭から霊界に行った人たち・・・・・・。
 彼らは、全員、非業の死を遂げたのです。恵進などは、生まれてから八日目に亡くなったので、母親のお乳を飲むこともできずに死んだのです。そして、三人の息子たち。喜進から興進、榮進です。

 それは、一番良い名前です。そのように、統一教会の栄光と栄華の脈を受け継いでいくことができる者たちを、サタンがすべて連れて行ったのです。 そして、霊界を動員して、先生の道を妨害したので、霊界におけるサタンの活動を、どのように防ぐのかということが、今まで問題でした。それをするためには、 宗教圏の四大聖人が結束しなければなりません。

 四大聖人の目的は、宗教圏が、サタン世界の国家圏 を超えた立場に立って連合することによって、神様の新しい国を出発することです。サタン世界と分立した立場です。 ですから、サタンと分立された世界とは何かといえば、それは楽園なのですが、楽園は、宗教圏を中心として、同等な国家を超えて、世界のために犠牲になった人たちが行く所なのです。それゆえに、そこにおいては等差があり、末端に属するような宗教圏もあるのです。

 ですから、宗教圏を中心として、国境を超えたすべての世界人たちが集まっているのです。これを一つにしなければなりません。一つにしなければ、サタンが主管する一つの体制から世界を防備することのできる体制をつくることができません。

 そこで、それをするためには、サタン世界で一番の殺人鬼を祝福してあげるのです。殺人鬼を祝福するということは、どういうことであるのかというと、満の干満によって戻ってきた海水が、沖に出ていって、再び戻ってくることを考えてみれば、分かります。
 潮が神に向かって出ていくときは、頂上にいる聖人 たちが、先に出ていかなければなりません。戻ってくるときには、一番悪い水が、先に戻ってきます。先に出ていったのは聖人ですが、水が戻ってくるときは、 殺人鬼たちが先に戻ってくるのです。
 しかし、それが闘ってはいけません。闘うところからは、一筋の新しい出発はできません。ここで、ぐるぐる回りながら、お互いが交流するのです。混ざるのです。そのような時が来ました。 人類歴史の終末を潮の満ち引きで言い表せば、今までは、サタンの水が出入りしていた世界を、天の側とサタンの側に分けるのです。出ていくときは、先に天の側が出ていきます。世界のために犠牲にならなければならず、蕩減して犠牲になってきたのです。
 そして、それが復帰されて戻ってくるときには、サ タン世界の王圏を超えて、恩讐までも抱いてこなければなりますん。それが ”原理観” です。それで、出ていって戻ってくるときには、サタン世界の殺人鬼たちが先に戻ってくるというのです。先に殺人鬼たちを押して戻ってくるのです。 ですから、この戻ってきた基準から見れば、完全な水平にするのは、聖人たちではありません。分かりますか?  聖人たちの功によって、聖人たちが先に戻っ てくるのではなく、逆さまに悪人たちが先頭に立って 戻ってきたので、これを一つにしなければならないのです。分かりますか?  水平にしなければなりません。
 そのようにしなければ、東西南北、四方にバランスを取っている世界や、例えば、授け受けしている地球と月のような関係の間に相克が生じてしまいます。それを一つにすることができる道をつくるためのものが、 殺人鬼と聖人たちの同時祝福なのです。その時しかないのです。分かりますね?
 そして、それを中心に万端の準備をして、それを祝福すれば、その道から怨讐世界の結合が展開するのです。そして、サタン世界の解放を条件として立て、霊界を逆さまにすべて収拾して戻ってきたので、その祝福を中心として……。

 世界の家庭が、すべてサタン側にあるのであって、 天の側にあるでしょうか?  分かりますか?  マフィアまで、テロ集団まで、すべて加担するのです。一緒に祝福することができるのです。
 それゆえに、“祝福万国化運動”です。そのように、 万世、歴史にない平準化運動をしたのが、三億六千万双の祝福なのです。分かりますか?

 その峠を、すべて越えました。ですから、そのような基準ができたので、サタン世界のルーシェルを中心とした悪なる者たちが、神様の前に、真の父母の前に、人類の前に降伏するのです。それから、宗教圏降伏です。宗教圏は、お互いに怨讐視していたでしょう?  それを、聖人たちを中心として結ぶのです。
 また、系列的な分野の東西南北を中心とした四大聖人の影響圏にいる者は、仏教圏であれ、イスラム圏であれ、中間にいる群れは、行ったり来たりしている群れもいます。
 それは、自分たちの系列に近い霊界の宗教圏が糾合できるので、霊界を完全に一つの体制として、主流である真の父母を中心とした創造理想目的完成の王権解放時代に向かって、すべて収拾されているのです。
 それで、昨年の六月十三日までに宗教圏の三分の一、 蘇生、長成、完成で言えば、完成圏は天の側ですが、 これを先に祝福し、それから、その祝福した人たちを動員して、その中にいる人をすべて祝福してあげるのです。
 最後には、サタンまですべて祝福してあげたので、 霊界の最上の位置から地獄の底まで、同等な立場で祝福することができる解放的時代になるのです。分かり ますか? (「はい。」)
 それは、言葉だけではありません。そのことをすべて成し遂げなければなりません。神様が、それを開拓しなければならず、真の父母は、その条件だけでも立てていかなければなりません。
 それで、多くの宣言をして、今日まで来たのは、ただ何となく飛び越えてきたのではありません。橋を架けてきたということを知らなければなりません。
 個人的な橋、家庭的な橋,氏族、民族、国家的な橋を中心として…………。四十年という長い期間をかけてつくっておいたものを、皆さんは、四年間もかかりません。み旨を知り、宗教圏を中心として、四日間で終わります。分かりますか?

 ですから、一週間以内に、すべてのものを生み出すことができる存在になるのです。それで、最後にだれもが、そのような価値的存在になるためには、ここでどのようなことが起きるのかといえば、アダムとエバを復帰し、万物を神様にささげることによって、引っ繰り返るのです。

  引っ繰り返って、怨響世界に抱かれていたすべてのものは、痕跡も残してはいけません。そのように、すべてを否定して、創造の七日間の六日目に、アダムとエバをつくることができた本性的材料になるのです。分かりますか?

 今までの自分の人格や、何かの名前で自分に看板をつけていますが、そのような看板は、必要ありません。すべてをはがして、完全に壊してしまわなければなり ません。

  世界も天地を失ってしまい、それから国を失ってしまい、社会を失ってしまい、家庭を失ってしまい、家庭においては、祖父母、父母、自分、妻、息子、娘と、すべてを失ってしまったではないですか?  分かりますね?

 ですから、このように完全に否定することができる外的世界となったので、内的な天に帰っていくためには、本然の、創造前の本性的原資材にならなければなりません。分かりますか?

 人は、地球という星のすべての要素を吸収して構成されています。草木を食べて消化するのですが、地球という星のすべての構成要素、核の要素を抜き、それを吸収して育ったのが、“私”という存在なのです。

 ですから、生命のない、死んだ物買的「地球星」で、 生命のある“地球星”の代表者として生まれたのが、 男性と女性なのです。

 地球にも磁力線があり、ブラスとマイナスの電気作用をしていることは、皆さんも知っていることです。 分かりますか?  それが一つにならなければなりません。完全に一つになってこそ、そこにおいて、すべての万物の生命を植えつけることができ、生命は、その根を中心として、十分に要素を吸収して育つことができるのです。
 そこに、男性的要素と女性的要素をすべて持っているのです。分かりますか? ですから、この地球とい う星がそのようになっていなければ、その要素を吸収した人間たちも、そのようにはなりません。男性、女性として完成しなければならないのです。
 もし、人間が堕落して恨の基準にいれば、地球という星も、その恨の基準の影響を受けるのです。そし て、それを食べて吸収したのですから、生命要素の根源が、すべて恨の要素になっているという事実を知ら なければなりません。分かりますか?  いつかは、これをすべて清算しなければならないのです。
 それを清算するのは、国家以下の基準ではありません。神様の王権とともに清算するのです。そうでしょう?

 神様の王権とともに、神様の王権に従っていくことができ、王権を収拾できる基台となる家庭基盤をすべ て失ってしまったので、王権樹立とともに、これを再び立てなければなりません。そのような家庭を編成するための準備が、祝福中心家庭なのです。
​​ それは何かというと、モーセを代身した立場以上であり、イエス様を代身した立場以上であり、真の父母が立つことができなかった立場以上です。全員が、その立場に立ったのです。​​
 もちろん、皆さんは、真の父母によって開拓されて、その立場に立ったのですが、真の父母が勝利した覇権をすべて種として植え、それが真の種となって、第二、 第三代を経て実を結ぶのです。
 そうして、偽りのオリーブの木ではなく、真のオリー ブの木の種となり、どこであっても天に直行することができる真のオリーブの木の実となって、だれもが天国に入っていくことができるのです。分かりますか? (「はい。」)
  皆さんが、千代、万代の本格的な種となり、アダム を中心とした祝福家庭と同じ勝利的実権を持てば、サタンは、自然屈伏して仕えなければなりません。分かりますね?
 そうすれば、神様も、真の愛を中心として、創造理想を中心として、永遠に愛することができる伝統を中心として、万物も愛し、万物の要素を吸収して成長した人間も、その幼い時から永遠に愛することができるのです。 
 また、そのようにして天上世界に行った人間は、愛の要素までも吸収して、解放的王子、王女、天上の王子、王女となり、そうして地上天国を治めることができる皇族圏ができるのです。
 伝統を通して、神様の覇権を代身した「血代(ケツダイ)」という言葉が出てきます。血代なのです。血代とは何かというと、神様を代身した時代のことを言い、アダム完成時代のことを言うのです。その血代にならなければなりません。

 血代を代表した中心的家庭というものは、天下をもらっても取り替えることはできず、国をもらっても取り替えることができません。いかなる民族とも、いかなる名誉のある人とも、どこかの大学総長や何かの長官(大臣)や、どこかの社長とも取り替えることはできません。
 そのように、何よりも貴く、かけがえのない中心的立場に代表として立てたのが、祝福中心家庭なのです。 分かりますか、分かりませんか? (「分かります。」) 分かったのならば、それでよいのです。
 それで、ここからその立場まで超えていくためには、完全否定をしなければなりません。神様の王権を立てるまでは、神様ご自身が、完全否定された立場に立ってこられ、真の父母も、完全否定された立場で、サタンの肯定圏内を超えるための道、サタンを自然屈伏させる道を倒れずに開拓してきたという事実を知らなければなりません。皆さんのように、ただでそれをするのではありません。
 三代の先祖を中心として、横的に見れば、先生が一 代であり、皆さんが二代です。そして、三代が天上世界と地上世界、二つの国を相続することができる王権の代表者にならなければならないのですが、そのよう な概念が・・・・・・。
 そして、二番目の家庭は、イエス様のように、家庭的十字架を世界的に背負うことができる立場に立たなければならないのですが、この二世という存在は、そのようなことは考えてもいません。
 一世は、蘇生、長成、完成的神様を代身することができ、最近の言葉で言えば、「勝利的中心アダム家庭」 を代身し、真の父母を代身して、自分たちで成した立場に立ち、それを後孫に教えてあげなければなりませ ん 。しかし、そのような内容がないのです。
 「訓読会」が、どれほどありがたいものであるか、 分かりますか? 「訓読会」をして教えてあげることによって、自分たちが広い荒野世界の砂原に立っていたとしても、自分の立つ位置がどのようなものかということが分かるのです。

 前後左右、四方が砂原であっても、高い丘陵があっても、高い丘陵も代表することができ、低い穴も代表することができる中央の位置に立たなければなりませ ん。
 四方にあるすべての存在の前に、中央の位置に立って高いものは低くしなければならず、低いものは高くしてあげることができる、そのように平地化することができなければなりません。そのような環境的条件が選民圏なのです。 イエス様の時代のキリスト教文化圏にならなければならず、新しいイスラエルの世界地上天国の環境的文化圏にならなければなりません。しかし、その平準化できる基準ができていないのです。 このように見るとき、平準化することができる国家形態、超国家的基準を、どのようにして立てるのかと いうことが、問題になるのです。
 それゆえに、天の国のすべての主体的、对象的……。 主体があれば、対象があります。地上が主体になっているので、今まで霊界は、地上を指導することができませんでした。門が閉まっているので、来ようとしても来ることができないのです。 本来、堕落していなかったならば、真の愛を中心として、主体と対象は、どこにでも通じるようになり、 地上で完成してから天国に入っていくようになってい たのですが、天国は完成していないのです。
 ですから、地上に来られるメシヤを中心として、氏族、民族、国家まで超える訓練をするのです。その勝利の覇権を、メシヤたちが立てたのであり、数多くの宗教指導者たちが立てたのです。そして、自分たちなりに立てた立場に、後で再臨主を中心として、真なる父母が来なければなりません。
​ すべての宗教圏に"メシヤ思想”というものがあるということは、今後、訪れるところの四大心情園の中 心となることができる真の父母・・・・・・。しかし、”父母” を知りません。儒教も父母を知らず、イスラム教も父母を知りません。儒教も知らないのです。​
 儒教を見てください。「「元亨利貞」は天道の常であり、「仁義礼智」は人性の綱である。」と言っています。 これが、儒教の伝統的主流思想です。そこに「三綱五倫」という、三つの道理と五倫があるのです。 「五倫」は、君臣有義(忠誠)”、“父子有親(孝行)”、“夫婦有別(男女の役割)”、“長幼有序(上下の秩序)」、 朋友有信(信義)」と、このようになっているのですが、「五倫」の中には、愛の概念を見いだすことができません。
 また、「三綱」は、”君臣一体”、“親子一体”、”夫婦一体” を中心とした自分の生活的な心身一体圏のこ とです。「三綱」の本筋は、そのようになっているのです。しかし、そこには、神様がいません。神様を見いだす道理がありません。そうではないですか?  さらに、そこに”治国平天下”しようとすれば、どのようにならなければならないのですか? (”修身斉家”です。」)  ”修身齐家”です。そして"治国”となり、 "平天下"となるのです。

​ ですから、「五倫」の中には、愛という理念がありませんし、"人格神”を見いだすことのできる道理がありません。​
 儒教は、そうですが、仏教は“法”です。しかし、 相対的なものは、落ちていくのです。法の中に愛があ りますか?「法の完成とは、自分自体が解脱して、天地の主人になることである。」と主張したのですが、そこには神様がいらっしゃいません。"骨”がありません。骨がないのです。 イスラム教は何かというと、キリスト教を中心とし て仏教と二またをかけて、共産主義と通じる・・・・・。世の中の理念と連結させる宗教です。

 一番の問題が何かというと、サタン世界において、サタンが最後にとどまることができるのが、 宗教圏であるということです。それを先生が、父母の立場で、どのようにキリスト教と連結させるのかということが、問題なのです。

 それゆえに、今回の「ミリオン・ファミリー・マー チ」は、ファラカン師独りでは、できません。わたしが協助したから可能だったのです。ですから、だれよりも冒険を顧みず、危険を顧みず、善と悪を、頭としっぼを結びつけることをしたのです。
 ゆえに、今回の全国巡回講演を行ううえで、だれが協助して行ったのかというと、イスラム教が協助したのです。これは、天と天下を中心として、天の国の一番の怨讐です。それを連結させたので、そのことを中心として、内的、外的世界を完全に連結させて、王権宣布まですることができたという事実を、皆さんは知らなければなりません。
 それが、今まで宗教を立てて成してきた救援摂理歴史です。数多くの犠牲の祭物と犠牲の血を流す祭壇を個人で築き、氏族で築き、民族で築き、国家で築き、 世界で築き、世界で高減してきたのです。
 そうして、最後に第二次大戦を中心として、霊界と肉界の血を流す祭壇の上で成し遂げられたのが、第二次大戦以降の枢軸国と連合国の統一なのです。分かりますか? 血の祭壇の勝利の……。
 この血を流させた張本人がアダムなので、”アダム完成者”は、これを収拾して刈り入れなければなりません。そして、そのように血を流しながら精誠を尽くした人々を中心として、勝利の覇権を握った国が、米国なのです。
 米国は、キリスト教文化圏の総合的な文化として定着した国です。ですから、第二イスラエルです。第二イスラエルであるということを知っている限り、今後、 先生がこれを・・・・・。
 イエス様が、イスラエルに来られて三十年間、イスラエル民族の歴史とともに、平準化できる主体の位置を取り戻すために努力したことと同様に、先生は、キリスト教を中心として、反対する第二イスラエル圏国家である米国に来て、三十年間、あらゆることを消化 しなければなりませんでした。
 そうして、どん底で、ありとあらゆる世界的な苦難を受けたのです。個人的な世界迫害、家庭的な世界迫害、八段階の迫害を受けて、最後には、神様までも文総裁を蹴飛ばしてしまわなければなりませんでした。それが、先生の荒野四十年路程です。分かりますか?


 四方のどこにも、上陸する所がありません。自分で橋を架けなければなりません。城を築かなければならず、穴を掘ってでも上陸して、その世界に浸透しなければならなかったのです。そうして、その世界の同役者であり、アベルとして教育して育ててきたのが、統 一教会であるということを知らなければなりません。分かりますね?
 数多くの城壁と数多くの穴を掘りながら、三十年間、 独り千辛万苦の苦労をして、越えては、また越えてきながら、強盗でも何でもすべて、トイレにまで行って祝福してあげました。それは、まったく驚くべきことです。
 神様は、そのような所でまで、祝福の公証書をつけて祝福されたのです。本来、王宮で始めて、最高の位置でしなければならないのに、悲惨なこの事実を知っている先生は、その悲惨な位置を克服して、その悲惨な位置において彼らまで……。
 それ以下に下りていった者たちに罰を与えて、下りていくことはできません。彼らまで祝福してあげ、自分の息子、娘よりも、もっと愛したという条件を立てなければ、帰る道がありません。分かりますね?   帰る道がないのです。
 そのような道を経て、お互いを中心として一峠、一峠というように越えていき、四次の解怨式、「四・四節」、 還元式までも行いました。海洋、陸地還元、それから天地(天宙)還元、それからアダム家庭還元式まで、すべてしたのです。心情還元式をし、天の国の覇権的な王権樹立を経てきました。 その位置まで越えてくるためには、昨年の十二月三日を中心として、ウルグアイに行って、楽園と地獄を解放しなければなりませんでした。そして、一月十三日、四十日を超えて『王権樹立」をしたという事実は、 有史以来、これ以上誇るべき日はありません。
  その日の喜びというものは、国を統一し、アジア、世界、サタン世界を統一して祝賀したとしても、そのような日が問題ではないほどです。

 それは、歴史始まって以来、初めての祝賀の日であり、人類として願ってきた願いであり、神様が摂理として願ってこられたことであり、歴史が願ってきた願いであり、あらゆる宗教の理想の終着であり、万国国家の理想の祖国を望むことができる定着基地なのです。 それが、まさしく“神様王権樹立”であったのです。 分かりますね? (「はい。」)
 
 その峠を越えるためには、"自分”という存在はありません。万国を犠牲にして、これを立てたその下において、個人は家庭のために犠牲にならなければならず、 家庭は氏族のために投入しなければなりません。
 
 “投入して発展する”という原則を知っている統一家において、このような“王権樹立”の前に立ち、自分 を中心とした主体的立場で”所有觀念”というものを許容してはならないというのが、天の道理です。「原理」の道理よりも天の道理です。分かりますね?
 
 ですから、完全否定をしなければなりません。今まで、目で自分勝手に見ていました。そして鼻で……。五官全体が、サタンの根を中心として公認されたというこの事実を、どのように否定するのですか? 自分の五官の感情を収拾するのが愛の問題なのですが、愛の問題までも、すべて否定しなければなりません。

 本来は、今回、天が許諾されれば、どのようなことでもできるのです。家庭を再編成しなければなりません。今、使い物になる家庭がありません。凝り固まっ た位置に立っています。 皆さんが愛した息子、娘、皆さんが愛した妻は、天の王権を完全に樹立し、堕落していない本然の血統と 因縁を中心とした基準で見た場合には、めちゃくちゃです。
 
 どれほど、まだら模様になっているか分かりません。 ここから抜け出すためには、口があっても話すことができず、鼻があっても息をすることができず、目があっても見ることができず、耳があっても聞くことができず、手があっても触れることができない、それほど悲惨であるということを知らなければなりません。それを自分の一身から完全に否定しなければなりません。
 
Family 2001.8 48

 
 自分が見ることができる相対は、妻だけです。自分が、そのような自らの五官を否定するので、妻を否定しなければならず、息子、娘を否定しなければならず、 一族を否定し、国と世界を否定しなければならなくなるという事実を知らなければなりません。
 
 否定した自分の五官が、相対的に現れたのがこの世界なので、そのような世界全体を否定しなければならないという事実は、“原理観” 的結論であるということを知らなければなりません。それは、正しいですか、 正しくないですか?(「正しいです。」)
 
 何を否定したのですか?  三分の二までがサタン世界なので、自分の目を一つ抜いて目を閉じ、目や鼻、 五官で必要なものだけを残して、すべて切ってしまったとしても、感謝できる自らを発見することができなければなりません。それができない人は、天国に入っていくことはできません。
 
 神様が否定し、宗教指導者たちが否定した、その歴史を引き継いで、世界のキリスト教文化圏を統一した勝利的覇権を立ててあげたのです。それを思うとき、その覇権を取り換えることが出来るものが、あるでしょうか? ありません。

 自分のすべてを犠牲にしたとしても、このためにすべてのものを否定したとしても及ばない、そのような価値を持ったものであるということを今、知ったというのです。そうですか、そうではないですか?「(そうです。」)
 皆さんは、どれほど王権時代のことを考えましたか? この君たち。先生が考え、神様が考えた王様は、 簡単なものではありません。天地の塔がそびえ立ち、 すべての人が花火を打ち上げるように、一斉に拍手せざるをえない時代が来たのに、その姿は何ですか?  誇るものがありますか? 話もしてはいけないというのです。
 先生は、統一教会の教主であり、世界の覇権的な基準を立ててきながらも、自分を誇ってみることができ ませんでした。
​ 「残された十字架があれば、私に背負わせてください、まだ、最後まで来ていないことを、私は知っているので……。」と祈ってきました。それゆえにに、時が来て「休め。」と言われても、休まずにこのことをしているのです。

 ですから、この死すべき群れが死ななかったので、 峠を越えていくことができる案内の道を……。”最初の峠は、わたしが開拓してあげなければならない。” という思いで、そのことをしてきたのです。

 最初の峠を行けば、次は水平です。だれでも行くこ とができます。そのようなことをしているのです。どうしてわたしが、そのようなことを……。 

 王権樹立をすれば、すべてが終わったことになるのに、何をするというのですか? 

​ わたしがいなくても、全員、「原理」を知っているのですから、それぞれ知っている基準で、あらゆる努力をしなければならないのに、先生がいれば、先生を見詰めて、東西南北、東西四方に定着することができる環境をすべて否定して、先生について行こうと思っているのです。​
 ですから、先生自身が否定しなければなりませんか、してはなりませんか? わたしが否定すれば、王権を相続させてあげることができません。先生は、このようなすべてのものを否定してきました。誇ってはいけないということです。息子、娘を中心とした国がありません。国がないのです。ありますか、ありませんか?(「ありません。」)

 先生がいなくても、”会いたい” と思えば……。会いたければ、先生以上に捨てることができ、先生以上の苦痛の立場で解放された心情を持ち、”神様は、先生を忘れて、私を記憶してくれる。” と思うような自らを発見するまでは、先生に従って行くことはできないという事実を知らなければなりません。
<4/4に続く>




一休さんのような機知(トンチ)ではありません。
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Last updated  2024.04.29 17:52:30
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