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カテゴリ:自然・ネイチャーのおはなし
(タイトル) 山中湖のコブハクチョウと雛(ひな) 6月9日撮影 (本文) 富士五湖の一つである山中湖にでかけた。6月9日の土曜日である。自転車に乗る人が多いので何だろうと調べると明日に富士山5合目までのクライムレースがあって、土曜日中に最終登録をしなければならないことになっている。車中泊の人もいたが宿に入る人がほとんどである参加者は1万人。 山中湖の周りには自転車専用道路ができていて平坦な道を1時間ほどで周回できる。歩けば3倍を要するから自転車に乗った。 梅雨の晴れ間の土曜日で東京は蒸し風呂であったが、山中湖はからりとしていた。夕方には富士山に雲がかかってお日さまは湖の周りにまばらにそそいでいる状態だ。ゆるりゆるりと自転車をこいで左回りに走っていると何時ものところにコブハクチョウがいた。 山中湖のコブハクチョウは20羽ほどだ。どこかから連れてきて放してある。オオハクチョウのようにシベリアに飛んでいかない。東北や北海道に移動するコブハクチョウがいるようだが、山中湖のコブハクチョウの大概はここに居ついている。 子を産まなければ数が減って山中湖からはいなくなるのだろうと考えていた。6月9日午後5時から6時15分にかけて山中湖をめぐったのであるがここで雛(ひな)を連れたコブハクチョウにであった。最初のはすでに白くなった2羽のヒナを連れたのだった。遊覧船の発着所のもどるとここには4羽のヒナを連れたのがいた。こちらは白くなった1羽のヒナと、まだ黒いままの3羽のヒナを連れていた。ヒナを連れているのは母親なのだろうと考える。 アヒルの子に混じった黒い見にくいアヒルの子はやがて白い鳥になって飛んでいく。このような物語を思い出した。 知っている人は知っているのだろうがこちらはそのようなことは知らない。小さな体ながら生意気にも波にチャプチャプ浮かんで母親について行くヒナの姿は人の心にポッツと火を灯す。いいものを見たとこの日は満足の一日であった。(写真と文は甲斐鐵太郎) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年06月11日 19時13分49秒
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