|
カテゴリ:鮎川哲也
「白の恐怖」 一九五九年に発表され、この夏初めての文庫化と相成った幻の長編。 閉ざされた吹雪の山荘で巻き起こる連続殺人事件を描いている。 古い作品という事もあり、仕掛けがある程度見透かせてしまえるのは致し方ない。 しかし素晴らしい本格ミステリ的雰囲気と、そしてフーダニットの一捻りは素敵である。 古典的なトリックが使われているがミスリードは巧みだ。 「影法師」 極寒の異国での恋物語が最後にミステリへと変わる。 愛しさと惨めさのミステリ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.11.18 05:46:36
コメント(0) | コメントを書く
[鮎川哲也] カテゴリの最新記事
|