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カテゴリ:クロフツ
「ペンバートン氏の頼まれごと」 高級アクセサリー盗難事件。 上流階級のペンバートン氏が事件に巻き込まれ翻弄される。 短い話の中で様相が二転三転し楽しい。 「グルーズの絵」 代理業者に絵の購入の依頼があった。 依頼者はかなりの高額を出すと言うのだが、引き受けてみるとおかしな事実が明るみになる。 奇妙な依頼の意外な真の目的が楽しい一編。 「踏切り」 氏は本当に倒叙が巧い。 奇をてらう事無く、純粋に卑小な犯人の心理を描くその手腕は抜群だ。 「東の風」 珍しく動きの派手な作品。 列車を襲った犯人達を必死に追うフレンチが描かれる。 最後には格闘の場面もある。 「小包」 名手がまたやった。 氏の倒叙に外れ無し。 犯人の恐慌に、こちらもどきどきする。 「ソルトバー・プライオリ事件」 フレンチに休暇無し。 意外な犯人が光る佳作。 「上陸切符」 単純極まるトリックだが、氏の作品なら読める。 丁寧な描写が作品を向上させる。 「レーンコート」 引き続き倒叙の小品。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.12.28 04:16:09
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